ねこ

そこどこ町の猫は今日も行く。

だらしなくおしりをかく姿は人間のよう。


毎朝7時頃に現れる猫はあくびをしながら

俺らびしっとスーツをまとった

サラリーマンについてくる。

共に駅に入り、電車に乗り、同じ駅に降りる。


仕事が終わった。

偶然あの猫とばったりと会い共に帰路に就く。

電車の中で猫は眠そうに窓を見ている。

駅を降りると居酒屋があった。


俺と猫は今日あった会社であったむかついたことだったり、

お互い職種が同じで招き猫の仕事について熱く語り合った。




-完 -








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最後までお読みいただきありがとうございました。


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                    byほししゅんいち


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サクッと読める短編:) ほししゅんいち @Seishunichi10

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