見えないクマと彼女の謎の音に怯えた、知床でのドキドキトレッキング体験。

このエッセイは、緊張感と安堵感が絶妙に交錯する素晴らしい旅日記です。

かつて訪れた知床の自然やトレッキングコースが思い出され、まるで自分がその場にいるかのようです。

最初はクマの存在を感じた瞬間の緊張感が言葉の端々から如実に伝わります。命の危険を感じながらも、最後には彼女のお腹の音が原因だったという結末がとても予想外で面白いです。いけないと気づきながらも、思わず笑ってしまいました。

懐かしさに心打たれる、素晴らしい作品をありがとうございます。