元賢者の異世界冒険団

オブザーブ

#1《はじまりは、ベッドの上》

ひどい頭痛だ

そう思い、体を起こす

(なんということでしょう…知らない家です。

って、どこだここ!!?私は一体……)

ベッドから降り、近くに鏡があったので、顔や姿を見てみると…

(誰ェ?)

神が長く、茶髪で、白い服を着ていた

(もしかして…転生成功したのかな?)

そう、私ことエクラ・バハムートは、この世界に来る前、暇だったので、色々魔法の実験してた所…突然光に全身覆われ、気がつくと…

前世より美女になってました

ふざけんな!!

っと、言いたいところだけど、来てしまったものはしょうがない

今使える魔法を外でやってみるとしよう


そして、数時間後…


私は今日1日でわかったことがたくさんある

まず、この世界について

ここは異世界だということ

前世の世界と少し違うこと

魔法がこの世界にもあるということ

賢者という職業はなく、魔法使いという職業ならあるということ

魔物は一通りいること

魔王が何体かいること

実力主義の世界であること

"前々世"の食べ物が存在しないこと


そして、私について

親や家族はいない

友達はゼロ

知り合いや見知った顔の人はいない引きこもりニート

今日まで何も食べてない

お金は10界しかない

(界とは、この世界での通貨単位のこと)

(1界=1円)

たったこれだけとは…トホホ…

まぁ、魔法で増やすけどね!

この世界での名前がエルミ・ナーヴァドレイク

年齢15歳


エルミ「さて、外に出て服や食料調達としますか」


この瞬間私は、エクラ・バハムートではなく、静??奈でもなく、エルミ・ナーヴァドレイクとなったのだった


街を歩いてみると、すぐに服屋は見つけた

エルミ「うーん。この服もアリだな」

店員「あのぅお客様、お金は持っているのですか?」

エルミ「失礼な、ここにちゃんと5千界あるわ」

そう言いながら、リュックから袋を取り出しお金を見せつける

店員「大変失礼しました!!」

エルミ「はぁ…さっさと買ってしまおう」

元々来ていた服を捨て、買った服を着、食料調達も終え、家へと帰る


エルミ「そういえばこの家、小さいんだよねぇ」

エルミ「えぇと、変化魔法かな。ハウス・ミューテイション」

すると、2階建ての大きな家へと変わった

エルミ「これくらいならいい感じ…さてと…何作ろうかなぁ」

エルミ「そうだ!ポトフ作ろう。答えは聞いてない!」


エルミ「そういえば、これからどうしよう」

ポトフ鍋を食べながら、これからのことについて考えていた

エルミ「この世界にも、ギルドとかあるはず…行ってみようかな」


ポトフ鍋を一人でたいらげ、ギルドへ向かうのであった…

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元賢者の異世界冒険団 オブザーブ @ib_bridal

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