第44話
***
「―――例の作戦の首尾は上々です。"彼"の居場所がなくなるのも、時間の問題でしょう」
黒いスーツに身を包んだ男は、頭領である女に向けそう告げた。彼女は満足げに笑みを浮かべる。
「ふふっ、今回ばかりは褒めてあげるわ」
「お褒めにあずかり光栄です。...そして、こちらを」
是非目ご覧くださいと言って男が手渡したのは、何かの書類のようだった。マダムはそれを受け取ると、パラパラと全体に目を通す。
「...やっぱり、私の眼に狂いはなかったわ。あの子を泳がせた甲斐があったわね」
書類をデスクの上に置くと、彼女は
GimmiClock 禄星命 @Rokushyo_Mikoto
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