第9話 屋上の景色
あれから5年、私は地元の大学を卒業し、今日は初めての出勤だ。出勤先は私の通っていた高校。苑立との想い出が蘇る。昼休みのチャイムがなる。私は今日も屋上で昼食をとる。
「ねぇ、苑立あんたと約束した屋上の景色。これから毎日見せてあげる。」
そう呼びかけると鼓動か速まった気がした。
これは私?それとも蒼?
薬指の指輪がきらりと光り、前から、春を告げる風が吹いてきた。
死にたかったはずの君 @fua0717
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