死んでから思い出してくれる奴の中で生きている

こちらの作品は「スポットライト」を巧みに使いながらダイレクトに死んだ人の話をします。出来事としてはお墓の前で縁のあった男二人が故人を偲ぶことを繰り返すだけなのですが、その積み重ねが二人の人生を鮮やかに照らしていくという構成が美しいです。この時期ならではという季節性も感じられて心に残る作品です。