第2部「分別ざかり」 第2章 1731
終わりの始まり
姉という役割は少女の自己認識の上で最も重いものの一つだった。
彼女は皆の姉であった。異母弟妹は皆、彼女を姉と呼ぶ。
自分にも姉が欲しいと願ったこともある。
愚痴をこぼすと母は言った。
「私もそう願ったことはあります。でも叶わなかったの」
と。苦笑混じりに。
擬似的な姉ならばいる。
王妃ゾフィである。
18歳年上の、しかも母と同じ王の妻でありながら、メリアにとってはどこか近しさを感じさせる存在だ。ゾフィ妃の小柄な体格や明るい立ち居振る舞い、そして若々しさが少女をしてそう思わせる要因となったのだろう。
メリアは非公式の場では王妃を
メリアはゾフィから多大な影響を受けていた。
新しくあること、知ること、作ること。
一時の流行が落ち着き時代遅れになっていたガイユール様式が、16年の時を経て、再び流行の兆しを見せるようになった切っ掛けもメリアである。
メリアは母の実家、バロワ領に何度か里帰りしている。そこで出会う人々の熱狂振りは少女を心底驚かせた。首府ヴァノーは一年の祝祭全てが同時に訪れたかのような興奮に包まれる。近郊からも人々がやってきて、王妃メアリと”我らが姫”の姿を一目見ようと沿道を埋め尽くした。
母と彼女の元にはひっきりなしにバロワ家の縁者がやってくる。
母の弟、つまり叔父にあたるバロワ侯爵と、齢70を優に超えていまだ矍鑠たる祖父。特に祖父は彼女を可愛がった。
王は不在であるが王女がいるのだ。名分としては問題ない。
祖父に手を引かれ、少女は演習場の舞台からそれを見た。
10歳の少女のために、サンテネリの最精鋭部隊の中でも最上の練度を誇る大隊が揃った。
士官から兵に至るまで彼らは職業軍人である。顔や態度に出すことなど決してない。だが、心内明らかに、王女は手中の珠であった。
バロワの姫を守るためならば、最後の一兵になるまで戦い、命を捧げる。
それはともすれば王への忠誠と同等、あるいは勝るものだったかもしれない。
二重戦争、後にそう呼称されることとなるサンテネリ・エストビルグとアングラン・プロザンの戦いが始まる2年前の出来事である。
15になった彼女は、慣れ親しんだ軍とゾフィへの憧れから母に軍服をねだった。少しだけ人と違うことをしたくなる年齢である。
母は反対した。軍装は軽々しくするものではない、と。
そこで彼女は父のところへ赴いた。
できることならば近寄りたくなかったが、欲しいものを手に入れるためには仕方がない。
普段丁重ながらも極めて素っ気ない素振りの娘が見せる”お願い”に、父は苦笑交じりの許可を出した。
「国軍、親衛軍、メアリ・アンヌ殿はどちらが好みだろうか」
彼女は父の自分を呼ぶ”メアリ・アンヌ殿”という呼称が心底嫌だった。
理由などない。とにかく気持ち悪く感じたのだ。
◆
父は優しく、尊敬すべき人だ。母から常にそう聞いて育った。
いわく「陛下は殿方として最上の美質をお持ちです。とても勇敢な方」あるいは「あなたのお父様のご威光は大陸中に響き渡っていますよ。あの”三王会談”の折など…」
母が始める昔話、例えば少女が生まれた直後に行われたエストビルグ王、プロザン王との三者会談、例えばガイユール館の演説——少女は例外的にこの逸話は好きだったが——、そこで描かれるグロワス13世は全て、傑出した王そのものだ。
だが実際の父とは似ても似つかぬ存在に思えた。
父は確かに優しい。そして落ち着いている。幼い頃はその大きな身体によじ登るのが好きだった。大きな手で髪を撫でられるのが好きだった。
だが、ここ2年ほど、自分でも理由が分からぬ謎の嫌悪感に襲われる。優しさは弱さに見える。落ち着きは怠惰に見える。
母の縁から時々会うデルロワズ公爵が見せる重厚で頼りがいのある佇まいも、フロイスブル侯爵バルデルの溌剌とした爽やかな活気も、父は持ち合わせていない。
自分の父がデルロワズ公爵だったらよかったのに。
つまらぬことで喧嘩をした母にそう吐き捨てたことすらある。母は一瞬虚を突かれ、その後薄く笑った。
「デルロワズ殿は素晴らしい殿方ですから、あなたがそう思うのも無理はありませんね」
少女の言を表面上肯定しながら、その目は如実に語っていた。
”まだ子どもね”と。
それもまた無性に腹立たしくなって、少女は余計な一言を付け加えた。
「もしお父様が国王陛下でいらっしゃらなかったら、お母様もきっとデルロワズ公を選ばれたでしょう?」
余裕の母を少し凹ませてやりたかったのだ。
母の目の色が一瞬変わる。普段おっとりした母がごく稀に見せる苛烈な瞳。
しかし、それはすぐに平静を取り戻した。
「メアリ・アンヌ——あなたが私のように奇跡的な良縁に出会えることを祈ります。心からお慕いする方が、たまたま国王陛下でいらっしゃったような」
これ以上父を侮辱すれば母は本気で怒る。ぎりぎりの境界線にいることを少女は自覚した。
言いたいことは山ほどある。母はバロワの娘として、王の側にいるよう定められていたではないか。選択肢などなかったではないか。なにが”たまたま”だ。
そんな言葉を言うのは止めた。
少女は神妙な表情を装って、父譲りの白みがかった金髪を手ですく。
冷静になれば、おかしいのは自分なのだ。
何か理由があればよかった。父への嫌悪を決定づけるなにかが。それが見当たらないのが彼女には辛い。
彼はいい父なのだ。
その様を見て、母は訳知り顔で語りかける。
「そういう時分もあります」
◆
少女が選んだのは当然のごとく近衛連隊の制服である。
父の許可を得たことを母に告げると、母メアリは諦めたように側仕えの侍女に指示を出す。
10分ほど、お茶を飲みながら待つ少女の元に一着の上着がもたらされた。
それは衣裳部屋に長くしまわれていたのだろう。虫除け香料の濃厚な香りが鼻を突く。
「あなたはもう、私と背丈も変わりません。大きく直さずとも着られるでしょう」
「これは、お母様の?」
「ええ。私のもの。お下がりは嫌ですか?」
「…いいえ」
本音を言えば嫌だった。だが、ちょっとした洒落気のためだけに他に使い道もない軍服を仕立ててもらうのも気が引ける。
「あなたは分かりやすいわね。メリア。顔に嫌と書いてあるもの」
「そんなことは…」
「でもね、この服には素晴らしい思い出もあるの。陛下のガイユール館行幸に私が随行したお話は前にしましたね」
「はい」
”
メリアにとってそれは強烈な印象を残す「家族の話」であった。
「これはその時に着用したものです」
「…いいのですか?」
「ええ。ゾフィさんにとって軍服はお洒落の小道具に過ぎません。でも、メリア、あなたは偉大なルロワ王家の娘であると同時に、永くサンテネリ王の守護を務めた近衛バロワの娘でもある。——あなたが纏う近衛の軍装はとても重いのです。」
母の真剣な口調に少女は思わず居住まいを正す。
確かに母の言うとおりだ。
サンテネリの近衛軍は王と国家の”力”そのもの。その証を王の娘であり、近衛の姫である自分が着用する意味は想像以上に大きい。
ことに現在のような戦時下においては。
「お母様…私が着ても…?」
思ったよりも大事になりそうな気配に腰が引ける。
一方でそれは誇らしくもあった。自身が”何者であるか”を満天下に知らしめる。
だが、それは枷でもある。
王の娘。近衛の姫。メアリ・アンヌ・エン・ルロワを縛る。
「私は近衛の軍装を纏いながら、実は何も守れませんでした。逆に陛下の御裾に抱かれるばかり。でも、あなたは何かを守れる人になるでしょう。王太子様も、王子様も、他の皆も、あなたが守って差し上げて。——このサンテネリを」
少女は無言で首肯した。二度、三度。こくりと。神妙に。
半ば混乱の中にいる。
真剣な母の表情は少女を怯えさせた。
「メリア、今、内々に伝えておきましょう。——あなたを軍に預けます」
◆
娘の身の振り方をメアリはずっと考えてきた。夫とも幾度となく話し合った。
他の妃達の子に比して、娘は政治的にやっかいな存在だ。
もちろん王女である。縁談となれば引く手あまた。帝国の中小諸侯相手であれば正妃として迎え入れられるだろう。
だが、簡単に国外に出せない事情がある。彼女は軍との繋がりが強すぎる。自身の実家バロワ家は当然のこととして、デルロワズ家とも妹を通じて縁戚にあたる。つまり
そんな娘が海外の諸侯と婚姻を結び子を為したとき、万が一のことはありうる。
では国内はどうかといえば、それも構図としては変わらない。王女の婿となる以上、最低でも侯爵、しかも実体と大領を持つ家でなければならない。つまり、政権中枢に関わる家である。となると、政権に近い筋で軍と結びつきを強めたその家は危険な存在となりうる。
これらは全て、王権と枢密院政府が安定している限り問題にはならない。例えばグロワス13世と首相アキアヌ大公が年中行事のように衝突を繰り返しながら、なんとか”うまくやっている”現状のような。
しかし、その体制が揺らいだとき、混乱の引き金を引くのは、望む望まざるに関わらずメアリ・アンヌである可能性が否定できない。
王はいつものように静かに妻に告げた。
「メアリ・アンヌの婚姻はしばらく先延ばしにせざるをえない」
母メアリが冗談めかして返す。
「陛下が仰られた通りになってしまいましたね。——私と同じように」
「メアリ殿、その節は申し訳ないことをした」
王は少し肩を落とし呟いた。
王妃メアリは娘を産んで2年後男児を産んだが、虚弱ゆえに2歳の誕生日を迎えることなくこの世を去っている。
原因を特定することは叶わないが、当時30歳だった母体の影響は少なからず想定でき、その歳で産まざるをえなかった原因は特定可能だった。
つまり、王が婚姻と子作りを遅らせたがゆえである。
「もう済んだことでございます。今は、私たちの娘のことを」
含むところがないとはとても言えない。恨みとはいえないまでもしこりはある。あってなお、先に進まねばならない。
「そうだね。この際だからはっきりさせておこう。少なくとも王太子殿が成人するまでは」
「分かっておりますわ。王太子様成人のおり、娘は22。そう悪くはございません」
「歳はそれでいい。だがねメアリ殿、よい嫁ぎ先はあるかな」
王は妻に問いかけながら、深まった目の下の隈を両手でもみほぐし、こめかみを親指で押し込んだ。最近王が癖にしている仕草である。
「いっそバロワと完全に切り離すことは?」
「それはよろしくない。ただでさえ、あの子の後ろ盾は弱いのだから。私が生きているうちはいいがね。その後が心配でならないよ」
「お止めくださいませ! …不吉な」
メアリの語気に形式ばったものはなかった。それは真情であろう。
「申し訳ない。頭が痛いとどうしても暗い方向に思考が向かってしまう。悪い癖だ」
王は執務机の巨大な椅子に背を預け、天井を見つめ嘆息する。
このような時、頼りになるはずのフロイスブル侯爵マルセルは長子ロジェに家督を譲って隠居していた。だが、ロジェは昨年病を得て急死し、その衝撃に耐えきれなかったのだろうか、昨年の暮れに後を追うようにこの世を去った。
時に衝突しながらも、その治世の初めから腹心中の腹心であったマルセルの死が王に与えた影響は大きかった。
次男バルデルを宮廷大臣に据え何かと図ってはいるが、かつてのような全幅の信頼はない。
「ああ、ああ、メアリ殿。ではいっそ、あの子に力を持たせよう」
「力を?」
「メアリ殿と同じようになる。ならば、かつてのあなたがなりたかったように、彼女を」
「軍に?」
「そうだ。自身が力を持てば、他の者にいいように使われることもあるまい。あれは優しい子だ。皆を助けてくれるだろう。——私にだけは優しくないが…」
メアリが好きな王の姿。しょげた姿。彼女はそれを久しぶりに見た。
小さい笑いを浮かべながら、妻は夫を励ました。
「直に収まります。私もそうでしたが、あの年頃はどうしても」
「分かってはいる。分かってはいるよ。だが、体験してみると堪えるな…」
つまり”年頃”なのだ。長女として育った娘のこと、情緒の発育もそれなりに早い。あと1年もすれば落ち着くだろうとメアリは自身の体験をもとに予想していた。
「言って変わるものではありません。女心ですから」
「メアリ殿の言葉は重いな。女心か…」
「ところで陛下、あの娘を軍に、とは?」
王妃は静かに立ち上がり、王の側に歩み寄った。
齢40を超えて容色に衰えはない。若い頃の凛とした美しさの角を、まろやかな重みが適度に落としている。
「ああ、近衛連隊に。いずれは軍を任せよう。もちろん…申し訳ないが多分に儀礼的なものだ。だが兵の士気を上げるのは立派な職務ではないか? 将の」
お飾りにされることを殊更に嫌った彼女に対して、まさに娘をお飾りにすると告げる。だから少々遠慮がちな、あるいは言い訳がましい口調となった。
「メリアは私とは違います。同じに見えてやはり。私は一貴族の娘に過ぎませんが、あの子は陛下の娘。王女ですもの」
「その通りだ。王女に実戦はな…。戦場にもやはり、行かせたくはない」
「いいえ、あの娘に自身の力を得させたいのであれば、指揮はともあれ行かせるべきです。共に進めとは言わずとも、同じ空気を吸わなければなりません」
「メアリ殿はなんとも厳しい母だ」
「私自身、昔、父に言われました。『兵に死ねと命ずるからには自身も死ぬ覚悟を見せなければならない』と。そうでなければ兵は着いてこないと」
メアリの父、ヴァンサンもまた昨年亡くなっている。グロワス13世の戦争が始まる前、先王の戦を体験した数少ない将軍であった。
「ではそうしよう。バロワ元帥殿に預ければよいな。彼にとってメリアは姪、大切に扱ってくれよう」
「あるいは、デルロワズ殿の元はいかがでしょうか」
「軍務卿の?」
「はい。まずはデルロワズ殿の元で軍について大きく学ばせるほうがよいでしょう。それに…」
「それに?」
「あの娘はデルロワズ殿を大層お気に入りのようですので」
ゆるゆると言葉を紡ぎつつ椅子の背を揺らしていた王がぎょっとして姿勢を正す。
「なに?」
「それにこうも申しておりました。”お父様がデルロワズ公ならばよかったのに!”と」
王は立ち上がり、所在なげに部屋を歩いた。ぐるぐると。絨毯を踏みにじりながら。
「それは、それはよろしくないな。私は前から思っていたのだが、デルロワズ殿は色々なものを持ちすぎている。賢く家柄も良く、容姿端麗だ。これは不公平ではないか? そのうえメリアにも好かれていると。酷い話だ…」
背を丸め、とぼとぼと室内を行き来しながら、悲しげに呟く夫の姿を、メアリは心内満足げに見守っていた。
——可愛らしいお方
そして彼女は感謝した。自身に与えられた”物語”に。
この光景は多重に幸せを孕んでいる。
まず、夫との関係は破綻していない。
次に、夫は娘を愛している。
最後に、しょげる程度で済ませる度量を未だに王は備えている。偉大な、敬愛する王の。
もしこのどれか一つでも欠けていれば物事は多分に深刻な結末を迎えただろう。政変に繋がるほどの。
メアリはその怜悧な美貌を多分に和らげて、未だしょんぼり歩く王を両の腕で背中から抱きしめた。
「陛下、メリアはともかく、私は陛下をお選びします。あの時と同様に」
王は自身の胸元に回された妻の細腕を軽く撫でた。
「あの頃のように?」
「ええ」
身体を反転させ、王は妻の身体を正面から包み込んだ。
「それはうれしいな。メアリ殿」
絡み合う視線の奥の彼をメアリは見た。
彼はとても複雑な男だ。
”年頃”の娘に冷たくあしらわれ、軽侮されることを悩む。娘にデルロワズ公の方がよいと言われ本気で落ち込む。妻の怒りを買わぬよう慎重に会話を進める。時には言い訳がましい台詞までつけて。
一方で、恐らく王はメアリに
娘を置き、軍をしっかり握る。
これは他の息子にはさせたくない仕事だ。王子が軍を握ればそれは新王への掣肘になり、場合によっては国が割れる。だが、女たるメアリ・アンヌであれば自身が王に即位するなど考えもしないだろうし、他の貴族も担がない。結果、彼女は脇役、それも頼もしい”姉”として弟妹を守る。政治中枢に座を持つ他貴族との関係が薄く、血縁のみで繋がる彼女はその位置にもってこいだ。
最終的には、軍を握った娘が”動かしやすい”婿を取らせるのだろう。
本人の希望など考えていない。
そうあるべきだからそうする。
それが王なのだ。
◆
正教新暦1726年、中央大陸希代の英君と謳われたプロザン国王フライシュ3世の死は、明らかに新しい時代の始まりであった。
一度は手放しかけた新大陸交易の復活を目論むサンテネリと、その独占を狙うアングランの対立は先鋭の度を増す。
サンテネリ枢密院はフライシュ3世の後を襲った新王フライシュ=ヴォーダン2世を迎えて新たな三王同盟の締結を望んだ。
旧来よりも一段強い拘束力を持つそれは、帝国領域とサンテネリにおける関税の軽減とともに、同盟国外産品へ極端な高関税を課すことを定めたものだった。
この大陸の動向に強い危機感を抱くアングランは、まず新大陸植民地で攻勢に出る。サンテネリ領域への挑発は諍いへ、諍いは抗争へと発展した。
同時にアングランはプロザン新王との秘密協約を持ちかける。
サンテネリ、エストビルグに資本力・産業力ともに劣るプロザンは、三王同盟で提唱された領域内の半自由交易を自国を優雅に潰す罠とみた。
1728年、フライシュ=ヴォーダン2世はシュトゥビルグ王国への侵攻と同時にアングランとの協商条約締結を発表。
同時期サンテネリは新大陸における軍の衝突をきっかけに、中央大陸においてもアングランとの戦争に突入した。
サンテネリ、アングラン、エストビルグ、プロザン。そして帝国諸公国と低地諸国を巻き込んだ大戦争が幕を開けた。
中央大陸と新大陸を舞台に同時に戦われたこれら一連の戦いは、後世、総合して「二重戦争」と呼ばれることとなる。
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