ろくろ首の話
平井敦史
第1話
今月号(2024年9月号)の月刊少年マガジン掲載の「
それに関して、
駄文ですがお付き合いください。
ちなみに、月マガは別に定期購読しているわけではないですよ。
今回、たまたま読む機会がありましたもので(笑)。
さて、ろくろ首には二種類ある、という話ですが、これ自体は前々から知っていました。
もちろん、私も最初に「ろくろ首」という妖怪を知ったのは、首が伸びるバージョンだったのですが、首が飛ぶタイプは、
あと、
確か、夜な夜な眠っているうちに首だけが飛び回る美少女と中年男性の、官能的なお話だったように記憶しています。
このような、人間の首が胴体を離れて飛び回る妖怪を「
「
正直、読んだ当時は「俺の知ってる
この中に、
内容自体は、だからどうした、というかんじのお話ですが。
元々は、当時の中国南部の少数民族の間に伝わる伝承だったようですね。
これがさらに南――マレー半島に行くと、ペナンガランという妖怪がいます。
こいつはさらに強烈で、首の下に内臓がぶら下がっているというおぞましい姿をしています。
少々脱線しますが、このペナンガラン、某ドラゴン四兄弟が主人公の小説にも登場しますね。
「天使のなっちゃん」に振り回されてボコボコにされるあいつです。
さてこの妖怪、作中では「ポンティアナ」と呼ばれていますが、ポンティアナ(ポンティアナック)というのはまた別物で、日本で言うところの
知りませんでした。
ろくろ首の話に戻りましょう。
Wikipediaの記事によると、ろくろ首の語源については、陶器を作る際に用いる「ろくろ」(一番一般的なやつですね)や、井戸のろくろ(滑車)、傘のろくろ(開閉するための仕掛け)など、諸説あるようです。
原型はやはり首が分離するタイプのようです。
Wikiには様々な事例が記載されていますので、ご興味のある方は読んでみてください。
これが、首が伸びるタイプに移行したのは、元はと言えば、
それが今ではすっかり、ろくろ首と言えば長い首、というイメージで定着してしまいましたね。
最後にどうでもいい話。
デュラハンと飛頭蛮のハイブリッドで、首も胴体も自由に動け回れるのがいたら、最強だと思いませんか?
ろくろ首の話 平井敦史 @Hirai_Atsushi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます