暗闇って心地良いよね。
塵を踏んでしまった神
楽しさ?喜び?悲しみ?苦しみ?
あるところに一人、人がいた。その人は、夢を見た。楽しくて。明るくて。幸せに暮らす。周りが自分を認めてくれる。そんな、幸せな夢を。
でも現実は違った。たしかに明るい。たしかに、楽しい?だろう。なんせ周りには、家族がいた。癒しがいた。
でも苦しかった。辛かった。
他の人のように上手にできない。
他の人のように認められない。
他の人のように付き合えない。
それは、その人を縛る鎖だった。
何でもかんでも、他の人と比べられ、比較され、頑張ったって、他の天才のような人たちと見比べて、だめだって言われた。
たしかに、友はいて、その人には認めてくれて、努力を認めてくれた。
だけど、家族はどうだ? 「うちの子より、あの家の子はとても上手ね。もっと頑張りなさい。」とか「君はほんとだめだな。あの〇〇君を見習いなさい。何?頑張ったって?お前の頑張りが足りないんだ」って言う。
その人は家族に認められたかった。周りは天才やら非凡な人たちで、自分は凡人。
そこを比べて、何かあったら愚痴を言わられる。 確かに、認めてくれたときもあっただろう。
でもその人は、あることで認めてほしかった。てもそれは、デキなかった。
だから。だから。その人は、心を閉ざした。
緩やかに、暗闇へと身を落としていった。
でも、そんな人なのに、言うんだ。タスケテクレってさ。苦しいって。辛いって。
でもさ。今はもう暗闇に入ってしまっているんだ。だからさ、もう助けてくれる人なんてさ、いないんだ。
それで、ゆっくりと、暗闇に慣れてってさ。
心地よくなってくるんだ。他のことに干渉を受けなくて、見比べられることもないからさ。 でもたまに、光のような人が、その暗闇を照らしてくれるんだ。導いてくれるんだ。 確かにありがたいだろう。暗闇にはいったばかりの人は。
でもね。暗闇に慣れた人には、逆効果なんだ。暗闇にいたいんだ。
だから逃げる。攻撃する。対策する。
完全に暗闇に心の闇に囚われ、魅せられた人は、もう同仕様もない。
それでも、君は助けたいかい?
助けたいなら、思い出、トラウマ、そうなことを、苦しみの根本を無くしてあげると良い。無理だろうけどね。
僕だってそんなことはあっただろう。助けようとした。でもね。やっぱさ、無理なんだ。
だから、
だから、
大切なのは、【闇に沈まないようにすること】【そんな人を作らないこと】
それだけなんだ。
最近って。増えてきたよ。暗闇に囚われる人
みんな、可哀想とか言ってるけど、作ったのは、君たちだ。僕達だ。そして教育だ。
そして、暗闇に囚われてしまった人は、思いっきり叫んでみればいい。原因を言って、それを叫ぶんだ。そうすれば、いつかね。助かる日が、暗闇がなくなる日が来るさ。
だけど、暗闇ってさ心地が良いよね。
心を閉ざすってさ、楽なんだよね。
だからさ。その人は前に進んだんだよ。
いつかね、僕たちが干渉しなくたって、暗闇から出る人が。前に進む人がいるんだ。
そしてその人はいつかね、幸せになるのさ
最初に戻ろう。
そこにはつらいと、苦しいと叫ぶ人がいた。
でも気付いた。知ってしまった。暗闇は心地がいいけど、けってして味方ではないことを。だからその人は前へ進む。暗闇から、自ら飛び出し、外へ出た。いつか、幸せになるために。
暗闇はすべて見ているよ。
光よりもずっとずっとね。
fin
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作者です
これは、昔、自分が辛いときに、自分で書いて、見て、読んでいた、物語です。どうです?私は、最初よくわからなかったのですが、まぁ頑張って、手直しして投稿してみました。これを読んでどうでもいいなって感じで、深く考えなくていいです。ただそこにある物語でいいんです。そんなときもありますから。
ここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございます。 他にも、小説を書いているのでそちらを読んでくれたらありがたーいです。
というわけで、改めて、ありがとうございました。 なんかうん、よろしくね!
暗闇って心地良いよね。 塵を踏んでしまった神 @TheTreaderoftheDust
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