ソフィアの死までは一気に読んだ。読み応えがありました

小説を読みながら涙が湧き出てくるのは久しぶりの体験でした。
あまりにもソフィアが可哀想で哀れで、なぜ、あんな妹が優遇されるのか?

ソフィアの死後は、惰性で少し長すぎる感はありましたが、最後にソフィアを苦しめた全てに報いが与えられたのはすっきりしました。もう少しエミリーへの報いがハッキリ表現されるとよかったけれど‥ただ一点、どうしても納得できなかったのは最終話1話前で、叔母のアデライドが亡くなる際アレックに「ごめんなさい」と伝えたことです。叔母としてアレックを愛していたことは理解できます。でも、謝ってほしくはなかったです。このたった一言で、ソフィアの死がほんの少しでも意味のないものへと変換された感が生まれたことは残念でなりません。
最後まで、主人公のソフィアが哀れだけで終わってしまったことは残念

ともかく、とりあえずは、作者さん「お疲れ様でした」