過大評価されている。うわぁ。

エリー.ファー

過大評価されている。うわぁ。

「闇を払う」

「富士山が大好きです」


「理は言えぬ」

「言うべきではないだろう」


「十字路には呪いが積み上げられている」

「深く考えないようにして下さい。死が近づいてきますからね」


「校舎の裏には魔術師が一人」

「もう一人は奇術師だそうです」


「変わりゆく現状」

「世界と革命が生まれていく」


「掌の底に、何がある」

「真実は見えない。野獣。魂」


「サングラスには嘘がある」

「グラウンド」


「黒い絶望」

「スプレーを下さい」


「凍えてしまう前に砂を握り潰す」

「恐ろしいほどに燃え尽きて欲しい」


「神になるためには虹を渡らなければならない」

「虹が消えかかっている。もう二度と現れることはないだろう」


「海こそ美しい」

「川が美しい。海は汚い」


「伝統には闇がつきものだ」

「伝統ではなく、神です。分かりますか。この街に呪われてしまった生贄の物語なのです」


「変えられないものだ」

「落ち込んで、落ち込んで」


「世界が人を作ったのだ」

「思い出して下さい。枕を交換して下さい」


「真っ赤な死が欲しい」

「私を染め上げて下さい」


「土俵際の地球儀」

「チャンジャとビールの煮込みが食べたい」


「積み重ねられた賞金が私たちを変えてくれるだろう」

「積み重ねられたハンドソープで楽しませて下さい」


「鼠を食べるのだ」

「理想論を準備してくれませんか」


「狐の欠片を渡しなさい」

「泡まみれ、糞まみれ、結構毛だらけ、猫灰だらけ」


「腕輪と伝統」

「金属片が眼球に刺さっていく」


「誰にも殺されたくない」

「白い詐欺師が風に揺られている」


「学んでいる内に死を理解することになるだろう」

「日本を抱えてみせろ。勝った負けた、で語るなよ」


「画面の中に冷たい水を見た」

「険悪な空気が、私の首を絞め始めている」


「俵にはプライドが詰まっている」

「殺されたくないのだ。だから、助けてくれ」


「真実がある」

「黄色い壁と白い天井と黒い床」


「答えがある」

「真理がある」


「真理がある」

「答えなど一つもない」


「女性の勝ち負けに意味などない」

「勝敗に意味などないのだ。楽して生きて、楽して死にたい」


「女性は男性の後ろを歩くべきだ」

「爪を切っておけ。これは命令だからな」


「女性は、弱い生き物だ」

「そして、従え。不満を言うな」


「女性は男性より劣っている」

「事実だ。何一つ、間違いはない」


「女性には、世界がある」

「世界を持つことに、性別は関係がないだろう」


「男性は優秀である」

「コンビとしての立ち位置が重要である」


「男性こそ本物の人間であり、女性は下等である」

「脳味噌が襲い掛かってくる」


「女性と男性の間には、越えられない壁がある」

「トーナメント方式の嘘をついて下さい。間違っても総当たり戦であってはなりません」


「女性が優れているわけがない」

「敗者復活」


「男性のために世界があるのであって、女性は礎になるべきだ」

「練習時間を頂ければと思います」






「戦えよ。絶対に負けるなよ」

「アスリートに向かって、何を言ってるのか分かってんのか」


「負けるなよ」

「当たり前だろうが、クソが」


「お前の戦いには、価値があるんだぜ」

「知ってるよっ。うるせぇなぁ、そこで応援だけしてろ、クソカス」

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