第26話 退院後、外来受診5(まずは一区切り)

 2024.10.19(土)

 術後、3ヶ月経過!

 と、言っても、あまり大きな変化はありません。

 朝、起きた時に腰が痛いです。

 低い場所にある物を拾うのは、少し楽になってきました。



 2024.10.24(木)

 外来受診日。


 レントゲンでは問題ないとのお話。

 3ヶ月過ぎたので、コルセットをはずせるか聞いたところ、CT追加となりました。


 骨はくっついているので、大丈夫とのこと。ただし、急に外すと身体がびっくりしてしまうので(びっくりするって、どういう状態なのか? 突っ込んで聞けばヨカッタ。おそらく、痛みが出るとか、でしょうね)、外している時間は1時間づつとか、少しずつ伸ばしていく必要があるそうです。


 次回の受診は2ヶ月後となりました。半年間、注射したので、そのとき骨密度も評価します。

 注射のみ、毎月通院が必要ですが、診察の間隔が延びました。良かった〜!


 朝の腰痛は、若い人でも起こるので、傷の痛みではなければ、股関節や背中のストレッチをしてカバーするように言われました。

 痛み止めは少し弱いものに変更して、必要なときのみ使用。


 整形外科領域の慢性的な痛みは、薬や処置をしたからといって、すぐに治るわけではないですし、ある日、急に良くなるというものでもありません。痛みはメンタルの影響も大きいです。


 術後3ヶ月、というのは、ひとつの目標でした。

(ああ、こんなものなのかぁ……)

 正直な気持ちです。

 思っていたよりまだ動けなくて、「完全復活!」というわけにはいかないまでも、もう少しいろいろ出来るようになっているかと想像してました。

 つまり、ちょっとガッカリして、落ち込んで、数日、ヘコんでました。


 もちろん、退院直後に比べれば、出来ることが増えて、全然違います。動かなければ痛くないのは当たり前で、身体を使うようになったから、多少の痛みを感じるのは仕方ないことです。


 そうそう、自転車に乗ってみました! 乗るのは全く問題なかったです。嬉しい〜。ただ、出し入れの際に自転車を持ち上げるのは、腰に厳しい。ラック式の駐輪場は無理ですね〜。でも、これでひとりで出かけられる範囲が広がります。


 退院後、少しづつ出来るようになったこと、以前と違って出来なくなったことがあり、あきらめるというのと、受け入れるのとは、似ているようで全く異なるものです。


 痛みがあったり、落ち込んだり、ガッカリしたり、悔しかったり、頭に来たり、悲しかったり、そして、嬉しいことや楽しいこともあり……いろいろ気持ちの浮き沈みがあります。

 人間だもの。


 今、自分が出来ることをやる。

 その時の状況に合わせて、うまく自分と折り合いをつけていく。

 自分と仲良くしていきたいです。


 まだ道のりは遠く、先は長いようです。前を向いて少しづつ、ゆっくりと歩いて行こうと思います。



♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎


 さて、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!


 術後3ヶ月が過ぎて、この先はあまり大きな変化もなさそうです。このエッセイはこの辺でいったん一区切りにしたいと思っております。

 半年後、一年後の様子など、また書きたくなるかもしれません。

「完結」にはしないでおきますね。


 自分でも既に忘れていることがあり、こうして記録に残しておいて良かったです。

 腰椎脊椎管狭窄症の治療について、このエッセイはあくまで個人的な体験ですので、専門的な医療機関の指示を仰いで下さいませ。


 腰は本当に大事にしてください!

身体のかなめです。

 痛みがあり、腰をかばっての日常生活は制限が多いです。ひどくならないうちにどうぞ適切な治療を受けて下さいね。


 ♡、☆、コメントなどの応援をありがとうございました!

 


 

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腰痛人(ようつうびと)、日々を綴る 春渡夏歩(はるとなほ) @harutonaho

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