応援コメント

第23話」への応援コメント

  • 梟、というワードがなんとなく気になって読み始めました。少しずつ深い海、海溝の奥へ潜り続け水圧で苦しくなるような、独白がとても癖になり、続きが気になって毎日通わせていただきました。

    梟の絵が出てきたときの暗い解放感はとても胸にきました。彼女にとって自覚的に描きたいから描いた作品で、それを彫り続けようと試みていくところはドキドキしました。
    しかし、ふとやめてしまった。承認欲求に手足を取られ、達成感を他人に委ねてしまったように思えました。

    >人生経験の乏しい私ですので、すぐに出涸らしとなってしまうでしょう。でもいいのです、その前にひとつでも自分の納得が行く物を書けさえすれば

    この言葉は後ろ向きで諦観を感じさせながらも、自分の納得が行く物、と表現に彼女の積み上げた時間と思いを感じます。

    彼女の中の梟が生きているのだと、最後に感じ入りました。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    最後までお読み頂き本当にありがとうございます。

    また素敵なレビューまで頂き感激です✨

    作中、幾つか実話もございます。
    読者感想画コンクール、それにテーマになった児童書もそうです。

    その時は子供らしい無邪気な絵を描き、なんと一等を頂いたのです。
    絵を描く事がとても好きでしたが、彼女程ストイックではありませんでした。

    それがかえって幸いだったのかも、書きながら思った事です。


    お付き合い頂きありがとうございました✨

  • 完走、お疲れ様でした!
    不穏な空気が通奏低音にあって、どう転がっていくのかとドキドキしながら読みましたが、もしかしたら読み方間違ってたのかもしれません。いや、間違ってないはず!!

    普通に明るいエッセイに、あるいはしみじみとした感じに見せかけて書くことだってできたはずなのに、……梟だって森の賢者として扱うことだってできたはずなのに、そうしないことによって読ませる技術。そして肩透かしスレスレの(失敬!)顛末。してやられた、という気持でいっぱいですw

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    他でも言いましたが、元々別作品として何度か書きかけて。その時はストレートに、絵画に対する憧れ、苦痛、恨みが主題でしたがあまり上手く書けず。

    毎日更新、文字数制限なし、リワード。この辺りがなかったら成立しなかったと思います。カクヨムのマスコットも丁度よく鳥でしたし。
    いわゆる、幸せな偶然でした。

    特に文字数制限なしで、短めにしたのが良かったかも知れません。
    エピソード毎に焦点を絞れた気がしますし、くっつけて3,000文字位にすると重々しいですもんね笑

    最後までお付き合い頂きありがとうございました✨