第2話

 ぼくの同僚にかわいらしい侍女さんがいる。彼女はぼくより一つ年上。お姉さんとして見ていたけどだんだん好きになっていった。


 ところで、奥様は毎日屋敷の切り盛りやお嬢様やぼっちゃまの教育、そして一番大切な夜会やお茶会などの社交。それらを一手に引き受けているものだからストレスがたまるのだろう。だからか、酒癖が悪い。 


 その日も奥様は姉と一緒に飲んでいた。二人は幼い頃からの友人だ。だからか奥様は出戻りの小姑な姉とも仲が良い。


 結構な量を飲むので侍女が何度か部屋に出入りする。のだけど、なぜか顔を赤くした侍女が僕に代わってくれという。

彼女は僕より少し年上の美人さんなので下心アリで代わることを承諾した。


 部屋に入った僕の目の前に居たのは……。


 裸の奥様と姉だった。


 二人に引っ張られ、そのまま服を脱がされ押し倒されてしまうぼく。

え、なに? なにがおきてる?


 奥様が僕にキスをする。ねっとりとしたキス。僕の目の前に前世のゲームのウインドウみたいなのが現われた。

『目の前の女を欲情させますか?(Y/N)』

 えっ、そう思う間もなくYを選んだようだ。奥様がさっきまでより一段と興奮する。そのままぼくは大人の階段を駆け上ろうとしている。すると次のウィンドウが現われた。

『目の前の女を妊娠させますか?(Y/N)』

 やっぱりYを選んだようだけどよく分からないままぼくの初体験は終わった。


 次は姉がまたがってくる。やっぱりキスをするとウィンドウが現われる。

『目の前の女を欲情させますか?(Y/N)』

 今度は落ち着いてYを選ぶ。

すると欲情に戸惑う姉。奥様が姉を横たわらせ、僕に手ほどきをしてくれる。

ぼくが姉を大人の女にしてしまった。

『目の前の女を妊娠させますか?(Y/N)』

 まずい! そう思いながらもYを選ぶぼく。数か月後に後悔することになるとはこの時はわからなかった。

とにかく、年上の女性二人と暑い夜を過ごすことになった。


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前世さえないおっさんでしたがイケメンに転生したのでハーレム作ります。ただし熟女だけ。 山田ジギタリス @x6910bm

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