もちろんタイトルも
本屋さんに並んだ大量の本。
これら全て我々の憧れである「書籍化」というハードルをクリアした作品のはずです。しかしほとんど目にもとめませんよね。
このカクヨムの海に放流された我々の作品は、それよりさらにちっぽけな砂粒なわけです。ここで目に留まってもらえなければ存在しないのと同じ。
なんとしてもタイトルで惹きつけなければなりません。
最近流行りの長いタイトルは、面白そうなものもあれば人によってはアレルギーがある人もいるので、適度なものができたらいいでしょう。
とある方(もしこれを見ていたらごめんなさい)の作品は最初「大魔王戦記」だったんです。これは我々書く身にしたらよくわかるのですが、非常によくまとまったタイトルなんです。壮大なストーリーを一言でまとめるとまさにこのようなタイトルになるのです。
ロードオブザリング、指輪物語、ナルニア国物語、キングダム……有名だからこそその名は轟きますが、やはり我々一兵卒がこれをやってしまうと、どうしてもインパクトに欠けてしまい、なかなか読んでみようと思ってくれないんですよね。
この作品の名前が今は変わっており、「黒き呪血のクレイモア」になったんですが、これがめちゃくちゃかっこいいなと思いました。やっぱりタイトルは大事ですね。
「スシババア」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891740824
達見ゆう様の人気の作品です。これもすばらしいタイトルのヒキですね。
「犯罪者には田中が多い」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892214787
読みたくなっちゃいますよね。
「田村はまだか」
という書籍があります。これは同窓会の二次会、すすきののバーで、ひたすら同級生の田村を待ち続けるという作品です。これはタイトルだけでつい買ってしまった作品です。
「おかえり犯人」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890665119
これはネタバレになるのであまり言ってはいけませんが、実にうまいタイトルです。
「0100110111100100001は逃げた」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888901097
個人的にもっと評価が上がってもいいんじゃないかという名作です。とあるハッカーのお話ですが、このデジタルが一体何を示すのか、最後に待つその答えが待ちきれず、つい読み切ってしまった作品です。
この作者「ブリモヤシ」さんのプロフィールは私の中でベスト1であり、未だのその座は誰にも譲っていません。
ブリモヤシさん
「フリーライターとか変な商売とかいろいろやって、小説みたいなものも書いている、腰の座らない浮き草老人です。子供の頃、『吾輩は猫である』を読んで、こんなフザケたこと書いて飯が食えるなんていいよなー、と思い小説家を志すも、長文を書く根気がなく挫折。町内会のハゲ頭吸盤綱引き大会でグランプリを受賞したものの、肝心の芥川賞は逃す。そういえば、若い頃いた会社で、後にティーンズハートの女王となる花井愛子さんの席で昼寝をして怒られた。」
「クラスメイトの妹に「死んでください」と言われてしまいました。。。。」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882804310
これ、最初はほのぼのとしたラブコメと思ったら大違い。とんでもないホラーです、めちゃくちゃ怖いです。まじで殺そうとしてきます。ある意味衝撃的な作品でした。冒頭も素晴らしいです。
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