随筆「屁」

白天狗

随筆「屁」

また、一日が無意味に終わっていく。

書き込んだことが、無意味に流れていく。

まるで屁のように。


今年の初めに家族と一緒に行く神社で祈ったこと

『今年こそ何か爪痕を残す』。

出来てねぇじゃねぇかよ。

今年ももう半分だぞ。


だから俺は今年こそ、注目を浴びなきゃいけない。

何故かって、そりゃ半分は金がほしいから、って心の底見え透いてて汚いじゃないか…

って思われるだろうが、ただ俺は注目が欲しいだけだ。


俺はずっと惨めに生きてきたから。

友達が欲しかったから。

でも屁みたいに無意味な日々を残すのを辞められな。


この屁が止まるとき…

それはこの退屈という病気が治る時だ。


頼むから。

誰か俺を救ってくれ。

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随筆「屁」 白天狗 @mcdsybiuy

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