あとがき――後編

 後編に入ります。


 長野。

 ご存知の方が多いかもしれませんが、わたしは生まれてから今までずっと千葉県民です。

 どうして長野にしちゃったんでしょう?

 でも『インディアン・サマー -spring-』の中で航太はハルに帰省のおみやげとして蕎麦と、善光寺のお守りを買ってきました。

 というわけで振り返ることはなく長野です。


 ところがですね、千葉から長野は日帰り結構キツイんですけど5回は行ってる方なのではないかと!

 わたしは花が好きなので、自然、夏の長野の話になっちゃいましたけど、雪の長野もあるんですよね。

 書いてから気づきました。

 長野出身の知人にも昔、スキー合宿とかの話も聞いたり、上高地(大好きなところ)の冬の話も聞いたりしました。

 なのにすっかり忘れて。

 冬の長野もいいと思います。


 方言はネットでググりました。

 でも、方言というのは意外と小さく区分されているのであまり使わないことにしました。

 使い方が間違っていたらごめんなさい。


 さすがに長野は取材に行けない⋯⋯。

 あ、昔あずさ二号に乗って、行ったこともあります(笑)。松本もいい場所ですよね。霧ヶ峰までバスで行けるし。

 もう少し近かったらなぁと今も思う。


 ◇


 実は『ウインカーは右に』を書いた時、ここで終わってもいいかなぁとすごく悩んだので、読むのをそこでやめても大丈夫です(笑)

 最終話前からあとがきに飛ぶって珍しいですよね。

 でも最終話を『エピローグ』とつけたのはそんな理由です。

 物語自体が、ゆらの心の成長ものなので、見事長野から成長できて、航太に送られて、航太の車は去っていく。

 絵的にもいいなぁと。


 わたしは会話文が多いので意外に思う方もいらっしゃるかと思いますが、思いっきり頭の中、映像です。映像を文章にしていく感じで。

 なので、ウインカーを右にカチカチとつけた航太のレンタカーが、道に出て走って去っていくのをゆらが見てる、その赤いランプを、というのがすごくいいなぁと思って、そこでやめようか、うーんと唸って、いきなり終わるのも読者さんを置いていっちゃうかなと思ってやめました。

 というわけで、最終話は後日談、おまけになっております。


 ◇


 R指定。


 ずいぶん迷ったんですがR指定にしました。

 カクヨムのR指定って曖昧なんですよね。ずいぶん大っぴらでもコンテストで大賞取らせたりするので、わたしはそこんところはどうなのかなと前々から思ってます。

 それで、この作品は気が付かなかったことにして付けない方向で行こうかなーと思ったんですけど、最後の最後で付けました。すみません、裏切りっぽくて。


 R指定って、苦手な方もいらっしゃるので気を遣います。と思うと、付いてる方がすきな方もいらっしゃるし。難しいところです。


 作者的スタンスとしては、最近はあまり官能的なものは(特に具体的なもの)書きたくない気分なんですけど、この作品は少し大人目線で読んでいただきたくて、最初からそういうシーンを入れていこうと決めてました。


 が! 久しぶりに書くとなんか、なんかですね、小っ恥ずかしくてダメですね。

 ずいぶんピュアな恋愛ばかり書いてたので恥ずかしかったし、ちょっと客観的に読めなくて上手くなかったかもしれません。ごめんなさい。

 そんなわけで濃厚さ半減の美味しくない小説に⋯⋯とほほ。申し訳ありません、R指定まで付けたのに。


 まぁでも一話丸ごとだと気持ち悪いし、それに『意味のあること』にしたかったので、あれくらいで勘弁してほしいです。いやー、汗かいちゃう。

 皆さんの満足いく出来だとうれしいのですが。


 ◇


 今後の活動予定。

 大きいところではがんばれたら今年はカクヨムコンに出したいかも、と思います。

 ただ、ランキング制なので結構削れるというか、荒むんですよね、心が⋯⋯。

 なので覚悟と作品ができたらカクヨムコン長編、チャレンジしたいです。いつもみたいに一次通過目標で(笑)。その時は応援お願いします。


 あと、他サイトでもコンテスト出してるので、そっちも視野に入れてます。これに関しては近況ノートでお知らせしてるので、気になる方はどうぞ。


 それから大きい宿題なんですけど、毎年公募の、新潮社さんの『女による女のためのR18文学賞』に出しているので⋯⋯がんばれたら出したいかなと思っております。敷居が高いので、がんばれたら、なんですけどね。

 昨年からかな? R18じゃなくても良くなったんですが(笑)、まだR18だった時に、理由もなくそういうシーンを書くなというインタビューがあって、ずっと頭に残ってたんですけど、最近やっとどんなことかピースがはまりました! 長かった!

 なので、ここでがんばってきたことも力になっているはず、と思っています。

 書けるといいなぁ。


 ◇


 最後に。

 もしよかったら感想お待ちしております。

 他の人に見られるのは恥ずかしいなぁという方がいらしたら、近況ノートにどうぞ。ただしわたしの近況ノートは既にエッセイと化している混沌なのでご注意ください(笑)

 感想が、時にはレビューより勝る時があります。

 いつか次の作品に取り掛かる時の肥やしとなるために、感想いただけるとありがたく思います。

 よろしくお願いします。


 それではまた機会がありましたら!


 2024年8月吉日 月波結

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