ヒーローの在り方。

あさのたけし

本編

俺は敵にやられて仲間の足を引っ張ってばっかりだ。立ち上がっては倒れ、立ち上がっては倒れ、それでも日々戦いようやく最後の敵のところまで漕ぎつけた。だが最後の敵の圧倒的な力に手も足も出ない。そして敵は冷たくこう言い放った。

「どうした。レッド、"また"何も出来ずに、散るのか」

「そう、思えばあの日、俺は全てを失った。家族、親友、町の人々は炎の中に消え去った。「戦隊ヒーロー」になった今でも悔やんでる。ヒーローは皆、悲しみを背負い、立ち向かうものだ。過去に救いを、未来に希望を与えるのが、正義の味方だ。だから、力を合わせて守り抜くんだ!」

そして4人のメンバーも立ち上がる。


「行くぞ!」

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