なるほど。多分こうだろう。と、裏が判った場合でも。だからこそ怖い、その理屈を踏まえた上でこれからも同じようなことが起きるのだろうか、あるいはこの判った事で説明出来ない時、どうすればいいのだろうと、そう思うとやはり恐ろしい。そんな、いわゆる心霊現象の話では味わえない、じわじわと来るホラー。少し違った角度でのホラーを味わいたい方にお勧めです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(50文字)
普段、人ならざるものを色々と執筆されている作者様。いつもドキッとしたりゾワッとしたりしていますが、今回もドキッとさせて頂きました。ただ今作はいつもと趣が少し違って「おお、そういうオチか、やられた~」と思いました。古い日本家屋の暗い中で見たら、きっと私も腰を抜かすと思います。是非あなたも怪異が何か見極めてください。