応援コメント

凍てつく屍山血河に寄せて」への応援コメント

  • お初にお目にかかります。

    戦争というものの、どうしようもなさを、どこまでも感じさせてくれる作品でした。
    みんな、絵に描いたような青春を送りたがっていたのに……。

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    どうしようもないことに抗えないのは、青春だけがすべてではないからです。もう戦争を放り出すには、色々背負いすぎていたんでしょうね。
    「面白かった」、その言葉が何より励みになります。ありがとうございます。

  • 冒頭の平和な情景から転がり落ちるような展開。
    あぁ、そういえばタイトルがそうだった……と思いながら読ませて頂きました。
    臨場感と緊迫感、そして虚しさ。
    お互いがお互いを想い合っていても銃を向け合わなければならない戦争は何故なくならないのか。
    人間は何故こういう生き方しかできないのか、現実にも通ずるような想いを抱きました。
    重厚なドラマに圧倒されました。
    西園寺さん、ありがとうございました。

    作者からの返信

    戦争モノにおけるドラマの本質は、短く言ってしまえば失望とか幻滅に向き合うことなんじゃないかと考えてます。人類は愚か……だけどそれでも、みたいな。どこまで的を射ているか分かりませんが、あなたの心を動かすことができたのなら幸いです。
    こちらこそ、素敵な感想をありがとうございました。

  • 迫力がありますね。短い夏のひとときもあの一瞬と思える出来事がなければと、つい、想像を働かせてしまいます。
    平和とはまだ言えない。その未来への竦然とした思いが、最後の氷の描写に込められているのだと感じました。
    素敵な小説をありがとうございました。

    作者からの返信

    平和は薄氷で、戦争は水底まで続く氷河です。いつか平和になる日は来るかもしれないけど、彼らの青春は氷漬けになった一瞬で止まったままでしょうね。
    こちらこそ、素敵な感想をいただきありがとうございます。

  • 日本は平和な国です。しかし、遠くの国々では切なく儚くも、大勢の子どもの命が奪われています。そんな想いを偲ばせる作品で、胸が締め付けられました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    私も結局はシナリオ、ストーリーとして戦争を消費する身ではありますが、「ろくでもないこと」であることは忘れずに記しておかないと……と思っております。

  • なんというか、現実を切り取って目の前に突きつけてくる感がありますね。
    どこにも救いは無い。
    アクセルもヴァシリもウルスラすらも自らの意思ではもう選択ができない。
    彼らが望んだわけではない戦争にからめとられてしまっている。

    うーんと唸ることしかできません。

    作者からの返信

    現実にあったクリスマス休戦から思いついたお話ですが、あれが全く奇跡でも美談でもなかったのと同じです。戦争を勝手に停める権限なんかないので、後でごく普通に殺し合うんです。これを悲しいと思うのも勝手なことで、唸るしかないですね。
    (へもん先生、いつもながらコメントありがとうございます。励みになっています)