二十八 対処法

「ルル。初夜の続き、したいか?」

「うん。でも、ここではイヤだよ。家でなきゃイヤ。大事なことだから・・・」

「わかってる。俺もそうだよ。おいで・・・」

 俺はベッドにルルを抱きよせて、抱きしめた。

「簡易だけど、ギブスはゴツゴツしてる。あたしの体が痛いよ」

「じゃあ、チュウだけ・・・」

「うん、深いの、ダメだよ・・・」

 二人で唇を重ねた。

「ほら、すぐ、おっきくなるから・・・、ちっちゃくするよ。

 そうしないと、看護師さんが喜んじゃうよ。

 みんな、若い男とみると、エッチになるんだから・・・」

 ルルは俺の盛りあがった股間を確認して、急所を痛めないように、おっきくなった部分だけを軽く平手打ちした。可能なかぎり、俺の体には、誰の手も触れさせない気だ。


「・・・やっと、ちっちゃくなったね・・・。これ、将来使えるなあ・・・。

 明が悪い子になったら、ここをおっきくしても、拒否して、パンッパンッ。

 そしたら、ちっちゃくなって、ゴメンナサイって、うなだれる・・・」

「恐ろしいこと、考えてるね・・・」

「うん。おっきくしたいときは、こうしてスリスリするか、深いチュウをする・・・」

 ルルは俺の股間を撫でて、唇を重ねてチュウをした。それも、深いのを・・・。

そして、唇を離して俺の手を胸と下腹部に導き、

「あるいは、あたしをこうして優しくスリスリすれば・・・、おっきくなるし、あたしはメロメロだよ・・・。

 でも、ここではダメ!」

 おっきくなった俺の股間を、ルルはまた平手打ちした。俺はまたうなだれた。


「ルル。遊んでるだろう?看護師も、良くないことを教えたなあ・・・」

「そんなことないよ。うふふふ・・・」

 このルルの含み笑いは怖い・・・。ああそうか!わかったぞ!

 何かの時には、パンッパンッで、お預けにする気なんだ・・・・。

「そうだよ。うふふふっ・・・。

 明のものは、あたしのもの。パンパンとスリスリで、自由自在・・・」

看護師も、良くないことを教えたな・・・。

「看護師さん。明を操る方法を教えたの!感謝だね!」

 ルルは俺に頬ずりした。


「さて、化学概論のレポートが出たから教えてね。提出は来週金曜だよ。

 今日は土曜だ。まだ時間はある。

「レポートは自分で書くんだよ。わからないところは教えるけど」

「うん・・・。パンパンとスリスリ、どっちがいい?」

「スリスリ・・・」

「そしたら、しっかり教えるんだぞ!せ、ん、せ、い!」

「わかりました・・・」

 いったいどういうことだ?

 これでいいのよ・・・。ルルの目が笑っている。

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