第参章 流浪の身・弐
一益様は、遊佐家を出奔してから、複数の大名に仕官を懇願なされたが、色々な事情で仕官を拒否されていた。そうして仕官を認めてもらうために一益様は新しい技の習得することを決めた。そうして彼は、堺の商人でありとても遠い親戚である
そう言われた一益様は以前から鉄砲への興味があった為、鉄砲の特訓をなさるようになられた。彼の特訓は一ヶ月程続いた。雑賀から鉄砲の名手の
その鬼才に驚いた二人は、一益様は今後鉄砲の未来を担うと感じ、限られた人しか知らない鉄砲の作り方を一益様に半月程かけて教えた。そして彼は彼自身で鉄砲を作り、
しかし、この勢いを脅威として感じていた一族があった。それは松浦守殿の重臣である、
そして一族郎党を率いて一益様の堺の外れにある屋敷に討ち入った。数で大きく劣っていた一益様であったが討ち入りに来ることを予め知っており、高安軍を屋敷の比較的中央部まで通らせて戸棚の奥等から鉄砲を斉射され、奇襲した。油断していた高安軍は大混乱に陥り、乗季•義季親子諸共銃撃を受けて討死した。
しかし松浦殿の重臣を討ってしまったことにより松浦家内の一益様の名声は地に落ちてしまい、遂には重臣の讒言により守殿に追放処分を受けてしまわれた。
伊予守大記 何処の歴史ファン @11851192
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