天地山河に神ありき あだや疎かに することなかれ

時は定かに あらねども
ところは電子の 海の中
古き神々 忘れ果て
風の吹くまま 気の向くままに
ただただ流され 行く者の
なかにぽつりと 混じる声

誰か気づいて 助けておくれ

彼岸此岸の 境目に
あやかし怨霊 まがつモノ
縁の生じた 人々の
救い求める その声を
拾い上げるは 主人公

時の彼方に 忘らるる
古き日本の 神々を
思い出せよと しろしめす
容姿端麗 男前
かぐわし香気も 匂い立つ
神に連なる 相棒と
共に来たりて 闇祓う

天地山河 海に風
人より古き もの在りて
畏れ敬い 忘るるなかれ
古き伝えを 呼び起こし
人が人の世 わきまえて
足るを知りつつ 生くるなば
黄泉比良坂 彼岸の道も
そう幾たびも 現るまいて

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注意: 本文は掲示板仕様の現代語の物語です。
投稿時刻なども小技が効いているので
ぜひお楽しみに。

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