主人公の雫は高身長でスタイル抜群、頭脳明晰ではたから見れば完璧美少女なのに、
本人は自分を「ぬりかべのような女」と思っていて自信がありません。
そんな彼女の前に、猪突猛進タイプのヒーローが現れます!
空手の名手である彼の名は虎太郎。
この虎太郎くんが後輩で、ですます口調でしゃべってくるところが結構ツボです!
自信のない、けど完璧先輩に対して、敬語で猛アタックをする虎太郎。
しかし雫は「こんな私なんて」思考が抜けず、なかなか恋に向き合えない。
でも虎太郎は非常に立派な体躯をしていて、背の高い雫とお似合いなのです。
雫の親友二人も恋を応援してくれて、とても明るい高校生活が描かれます。
こんな青春を送ってみたかったなーとぼやきながら読むもよし、
純粋な二人のラブコメ展開を応援するもよし、
色々な楽しみ方ができる恋愛小説、ぜひ読んでみませんか?
割とこの手の恋愛作品にはよくあるイベント、正面衝突。
恋に落ちる瞬間という記号的な意味合いもありますが、まさかそこでアレを掴むとは……。
アレは大事なものなので、それを掴むという事は、やはり大事なものである「心」を掴むという意味も同然なのです(?)。
……痛そう。
私は違う意味でキュンキュンしました。
なんにせよ、恋物語は始まったわけです。
立派過ぎる体格がコンプレックスな主人公の自己評価がどのように上向きになっていき、どのような恋の花を咲かせるのか、とても気になること間違いなし。
1話1話のボリュームがかなりあっさり目なので、サクッと読み進められることもポイントですね。
是非本作をお手に取っていただきたいです。
ヒロイン・雫は、名門私立高校・白修館に通う高校3年生。高身長、サラリと黒髪ストレートロング、成績はトップクラスの完璧女子。
だのに、彼女は、えらく自己評価は低いみたい。コンプレックスの理由は、ただただ、自身のスリムな高身長と、武道で鍛えたスレンダーボディ(人は、自分を客観視は出来ない・笑)。
そんな雫の前に現れたのは、ド直球にぐいぐい来る2年生の空手ボーイ。
彼の猛襲に、雫、どうする!?
作者の蓮条さんは、中高生少女向け小説サイト2ヵ所で活躍されるベテラン作家さん。
そんなお方が、カクヨムに、ヒット作をひっさげて、2024年夏に登場。
大型新星!
折り紙つきに面白いです。