記憶の底、眼球で光る

眼球の移植手術をしたら謎の虹色が漂うようになった、というところから始まる結構壮大な人間ドラマです。意外と大きくなったスケールにじんわりとする真相、そして即席のコンビがおかしくていいバランスです。作中登場する太宰治の作品紹介も良くて、秋犬さんは思わず青空文庫で読んでしまいました。