編集済
冒頭で江戸川乱歩の『人でなしの恋』が出てきてニヤリとしました。私は読んだことがありません。ですが友那がこの作品を思い浮かべたとしたら、相当な文学少女ですね(笑)
冴木先生が思いを寄せているのは、自分であって自分でない。形のない存在ということになるのでしょうか? 先生の中で「めぐみ」は美しい思い出として残り続けている。そんな自分に嫉妬するのはまさに『人でなし』ということでしょう。
先生の人生もなかなかに過酷ですね。継母からの束縛で辛い思いをしたんでしょう。唯一の癒しだった「めぐみ」と「友那」が重なることはあるんでしょうか? そうなって欲しいと思いました。
作者からの返信
おあしすさん、コメントをありがとうございます。
友那、意外と本を読んでいます。本好きな母親のおかげですね。
子供が本に興味はなくても、家に本を置いておくっていいとことだと思っています。私、けっこう手放したんですよね。江戸川乱歩も。もったいなかったです。
友那目線なので、実際の先生の心中とは違うと思っています。でも友那としては、先生は今でもめぐみに思いを寄せていると思っている。
大好きだった人が亡くなって、美しい思い出と残り続けているっていうのはあります。そうだと思います。
だけど友那が思うより先生は現実的な人で、だから友那は嫉妬することはないんじゃないかと思っています。
ここらへん、もっとうまく書けたらいいんだけどなー!!(叫び)
先生の人生は、めぐみといた時がピークで、あとは下り坂って感じです。継母の束縛、辛かったと思います。
編集済
そわ香先生、更新ありがとうございます!
永遠に変わらない対象と戦うのは絶望な筈なのに、冴木先生に友那は友那と言われたら嬉し過ぎちゃいますね。
冴木先生にとって友那だから気を許した会話を楽しめるんでしょうね。
思い出として残っていなくても魂に刻まれて匂いで感じる友那と、ぴろりんで思わず反応する冴木先生、この二つを対比で描いたそわ香先生、素敵過ぎます!
作者からの返信
@rosso_neroさん、こんにちは。
いつも丁寧に読んでくれて、細かなところまで汲んでくださってありがとうございます!!
冴木先生にとってめぐみは永遠の存在ではあるのですが、気持ちの整理をしたというのは本当です。めぐみと友那を比べるということはないです。先生は、友那を友那として、ちゃんと見ています。
先生が過去を語ったり、冗談を言ったりするのは、友那だからこそです。
>思い出として残っていなくても魂に刻まれて匂いで感じる友那と、ぴろりんで思わず反応する冴木先生。
そこを拾ってくださった@rosso_neroさんの方が素敵です💞
ネタバレになってしまうのですが、ちょっと語らせてくださーい!
ぴろりんというあだ名はめぐみがつけたもので、めぐみしか呼んでいなかったあだ名です。なので、ぴろりんと呼ばれて、先生の中で(渡瀬さんってもしかして……)と疑念が生まれた瞬間なのでした!
ハッ、今のトレンドはお姫様だっこではなくおんぶなのですね!首筋が目の前にあるさりげないエロティシズムまで用意されるとは。匂いと記憶も強く結び付いているものですね。そしてここでぴろりん。よきです。
作者からの返信
柊さん、コメントをありがとうございます。
人前でのお姫様抱っこは恥ずかしいですよー!おんぶも恥ずかしいですけれど。
今日、SASUKE五時間番組やっています。というわけで、今のトレンドはSASUKEです😁
首筋に色気を感じるのって、なぜなんでしょうね?不思議です。
そして、ぴろりん。
友那はみんながぴろりんって呼んでいると思っていますが、冴木裕史をぴろりんと呼ぶのは、めぐみ一人だけでした!
転んだ友那のところへ来てくれる冴木先生、優しいですね。こんな状況のとき、こんな風に接してくれる人は今までいなかった、ってときめいちゃうところが恋愛あるあるでめっちゃ共感します……先生がどのくらい特別な存在なのかとか、友那に安心感を与えてくれる人だっていうことの手触り感が出てきますね。
作者からの返信
丹寧さん、コメントをありがとうございます。
自分が原因で失敗してしまったとき。どのような反応をするか、人それぞれですよね。
友那の場合、厳しい目の両親。性格の悪い元カレ。責められることが多かったんじゃないかなって思います。
そんな中での冴木先生の対応は、好き度が加速しちゃいますよね。
共感してくださって、ありがとうございます!
若いときは刺激を求めがちですが、結局、優しい人といると安心感があっていいですね。