F3.織田信良と東三条悟
「今回は信良に、Rという概念を教える」
悟の突然の宣言に、信良は首を傾げる。
「R?」
「まあ戦闘力みたいなものだ。最初にUFCに来た頃の信良がR-20」
「へえ……」
R-20。それは凄いのだろうかと信良は思案する。そもそもその単位の基準を全く知らないのだ。要するにエロさ、魅力の単位なのだろうが。
「しかし、今の信良はR-50だ」
「結構上がりましたね」
「まあフリーザは100、フリーチンは80くらいだがな」
「私って結構ショボいですよね……」
悟の素直な評価に、信良は肩を落とす。20から50に上がったというのは喜ばしいが、あのアメリカ二人組にそこまで差を付けられていたとは……情けない。
「まあ気を落とすな。そんなお前のアクセル・ワールドは、何と200まで行く」
「え⁉ 初登場時の10倍⁉ フリーザの倍⁉」
「ああ、まあフリーザのアクセル・ワールドは500、インフィニット・バーストで1000、アクセラレータで5000まで行くがな」
「もう、ドラゴンボールの世界じゃないですが。私ヤムチャですか?」
「まあ仕方ないさ。で、フリーチンのアイソレータで10000だな」
「アクセラレータ ダーク・ウイングで12000、アイソレータ アブソリュートで15000、アクセラレータ ホーリー・ウイングで18000、アイソレータ アブソリュート・ディオで20000、アクセラレータ プラチナ・ウイングで22000、アイソレータ アブソリュート・ディオ ザ・ワールドで25000」
「さっきも言いましたが、もう完全にドラゴンボールの世界じゃないですか‼」
「まあ、原の原点だしな」
信良の辟易を悟は宥める。そう、この世の中の大体はドラゴンボールなのだ。ドラゴンボールは世界であり人生なのだから。
「信良、お前アクセル・ワールドを捨てろ」
「アクセル・ワールドを⁉」
悟の突然の物言いに、信良は驚愕を隠せない。
「私からアクセル・ワールドを除外したら何も残らないんじゃ……?」
「さすがにそこまでではないだろ、フィギュアーツとかあるし」
悟は軽く風着する。綺麗な肢体の各所を風で隠す。エロい。
「何でそんな酷いことを」
「もうじきフィギュリップ界隈でアクセル・ワールドの禁止令が出るんだ。強すぎるから」
「いや、そんな遊戯王の反則級レアカードみたいな」
「実際ミラフォレベルだからな。しかし、チャンスだぞ? AWアリの勝負ならプラチナ・ウイングまで展開させたフリーザやフリーチンに逆立ちしても勝てないが、それら全てナシにすれば、信良やスベリ、光月にも勝ちの目は生まれる」
「私達が、フリーザやフリーチンに勝てる?」
氷刃乱舞フィギュリップ2 原寛貴 @mrndx033
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