これは、作者さまが大学生の時、本当に体験した出来事である。淡々とした語り口のなか、漂う、ホラー。ゾクゾク、ゾワッ、としながら読みすすめ……。最後まで一気読み必至!面白いですよ。
最初は、怖いホラー小説を期待して読み出しましたが、何と、トンデモ無い、結末が待っていました。こ、これは、「詐欺」小説なのでは?でも、面白いから、まあ、いいか……。アット、驚く、結末ですよ。是非、御一読下さい!!!
タイトルに反してかなり真面目なホラー作品で、力の入ったホラー描写と年代を感じさせる独特の設定がウリです。これからいったいどんな怪異が姿を現すのか、どんな怪奇現象で度肝を抜いてくれるのかワクワクさせてくれる程でした。途中までは…。実際、描写に気合の入った怪異らしきものが出てくるのですが…。うん、タイトルに偽りなし。前半と後半の落差はさながらジェットコースター。作者さまの力量でもみくちゃにされるのを楽しむ作品となっています。そういう悪戯心にあふれた作品が好きであれば、是非!