新キャラパラダイス

沢見「はー、楽しかった!!」

孤城「僕もとても楽しまさせてもらいました。舞子くんも満更でもなさそうですし」

秋質「…まぁ、また付き合ってやらんこともないかもな」

内心ではかなり満足したし正直名残惜しいと思っているところだがまだ調べないといけない部屋もあるので一旦退室することに。

沢見「わたるんもついてくる?」

孤城「うーん、僕はここで待ってます。まだまだ遊び足りないのもありますが、次の来客が来るかもしれませんので」

秋質「それじゃ、また会おうな」

俺と沢見は孤城に別れを告げてこの部屋を後にした。

沢見「ねぇねぇ、次はどこ行くの!?」

秋質「とりあえず近いところから行こう」

俺は次の目的地、図書館へと足を運んだ。

秋質「うおっ…すごい広い…」

本一面の部屋。半円状の階段の先にもいくつもの本棚と本が並べられてある。

沢見「おっきぃー!すごいねーここ!あ、さっき会った女の子!」

あんまり図書館では騒ぐな。うるさいぞ。と声に出して注意したかったが沢見のあまりのデカボイスに言葉が詰まってしまった。

??「…図書館ではお静かに。そしてさっきぶりですね。沢見ちゃん」

レース模様の白いワンピースと眼鏡をかけた女性がこちらに向かってきた。

降谷「私は降谷雪音です。そちらの方は初めましてですね」

秋質「秋質舞子です…どうも沢見がうるさくしてすみません」

上品な人だなぁ。多分高校生くらいで割と歳は近そうだ。沢見は多分中学生。

沢見「ゆっきーはここで本読んでたんだよね?ごめんね急に邪魔しちゃって」

降谷「いえいえ。ですが私以外にも先客はいらっしゃるので」

先客…。それじゃあまだここには人がいるのか。迷惑にならないように静かに部屋を観よう…。

??「あの…」

秋質「うぎゃっ!?」

背筋がゾクゾクっと震える。クソビビった…心臓止まるかと思た…。

??「す、すみません!驚かせてしまって…挨拶しようと思っただけなのですが…」

沢見「もー舞くんびっくりしすぎ!!舞くんも人のこと言えないね」

嶺滝「あ、申し遅れました。私は嶺滝楓と申します。出会ったもの同志、仲良くしてもらえると幸いです」

降谷「よろしくお願いします。私が来る前からいましたけど、今は何を読んでいるのですか?」

嶺滝「今は…その、お恥ずかしながら図鑑とか凄く好きで…。普段もよく昆虫だったり魚介だったりと」

秋質「俺も暇なときはよく本読んでるんですけどオカルト系が結構好きで…」

全員の視線が刺さる。あなたに聞いてませんけど、みたいに思われてたらどうしよう。

沢見「私は小説とかは苦手なんだけど、よく動物関係の本なら借りてたな〜!私獣医になるのが夢で!今は20歳だけど、まだまだこれからっていうか〜!」

全員「え?」

思わず声が出てしまった。さっきは出なかったのに。というかウッそ20歳!?この人成人してたの!?

沢見「…何その反応。みんなして私の年齢聞いて驚いたんでしょ!!」

??「えー!?有里りん20歳だったの!?」

どこからともなく騒がしい声が聞こえてくる。この図書館人いすぎないか?というか本当に最初からいた!?こんなうるさいヤツ。

嶺滝「だ、誰ですか??どこにいるんです?」

??「ここだよん♪」

降谷「えっと??あな」

支那並「俺は結輝!支那並結輝だよ!覚えてねん!」

ノリが臭いヤツきた…てかこいつ聞き覚えが

沢見「あんた何でこんなとこいんの!?しかも、よりにもよって図書館!?」

支那並「どこいたっていいでしょ?俺は最初からここにいたよ!楓が来る前からね♪」

こいつダメだ。チャラチャラ気質の陽キャ過ぎる…。

支那並「俺はたとえ歳上でも…有里りんのこと好きだよ♡」

沢見「きゃー!!付いてくんなキモ男!!」

俺たちがぽかんとしてるうちに二人は図書館の外へと出ていってしまった…。

降谷「な、なんか騒がしい子たちね…嶺滝くんあの人がいたこと知ってた?」

嶺滝「いえ…。2時間以上ここにいましたが、しーんとしていたので誰もいないのかと思ってました」

秋質「…とりあえず疲れたし、ここで少しゆっくりしとくか」

次の部屋に移動するまで、俺はこの図書館でゆったりとした時間を満喫した。





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おかえり 東雲kゐ味 @keimi-13

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