お嬢ちゃんがおっさん呼びしてるのがちょっと舐めた関係性なのかな、とずっと読みながら気になりました。
おっさんの語りを読むに、愛称、というよりは自称脱獄王(笑)ぐらいには思ってたんだろうなぁと。
おっさんの語る組織が大きい組織なのか、なんかよくわからない声帯手術対策を見逃し、おっさんにも逃げられる杜撰な組織なのか、が真面目に捉えるところかおっさんの妄言と笑うところか悩みつつ、
しかしながらそんな組織から抜け出したおっさんは自由の身に孤独を感じ居場所の喪失をかんじてるわけだから、組織はアットホームな場所だったのかもと考えるとちょっと可笑しくて良かったです。
そして、この関係性に懐古した主人公が光を感じていたのも独特な感性で面白かったです。