第二十四番攻略拠点 形骸のバザール
リーンズィとミラーズが密やかに花の香りについて囁き合っていると、「すまないが」と横合いから女の声がした。
ライトブラウンの髪を掻き上げながら、ふいと視線を向ける。
気後れしたところの無い色褪せたワインレッドのスーツ。大胆に開かれたデザインカットソーの胸元。結い上げた金髪の頭には無垢の金属のような不朽結晶のカチューシャ。生体脳は簡易型人工脳髄から入力された電気情報に従って肉体を動作させているに過ぎない。
グリエルモのラジオヘッドだ。
落ち着いた佇まいはいかにも女性的だが、どこか倦んだような物言いはぶっきらぼうで、あの門番と丸きり同じだった。
「さっきの写真だが、あんたらの服装が黒っぽいから黒いバックスペースだとしっかり撮れてなかったよ。白いやつに変えて、もう一度度撮影しても良いか?」
「これを書くのは後回しにしていいのか。丁度良かった、質問事項について聞きたいことが幾つかあって……」
「いや。ないだろ」
「あるのだが」
「ないね。後回しにする必要はない。そして聞きたいこともない。あるとすれば一つだけだ」
にやりと笑いながら、ラジオヘッドの女性はスーツの胸ポケットからマイスターシュテュックの万年筆を抜き取り、実に気安い調子で手の中で回し始めた。
紛失したのか最初から無かったのか、万年筆にはキャップが取り付けられていない。
「インクが飛ぶ。やめてほしい」
言いながらきゅっとミラーズを抱いてガードする。
代理人はまた笑った。
「インクなんて飛ばないさ。俺も昔はこういう代物に大層憧れたもんだよ。大して使いもしない馬鹿高いペンを持ってれば、いくらか上等な人間に成れる気がしてた」
手から離れて飛んでいきそうになった万年筆をぞんざいに空中で掴んで、宿敵との早撃ち勝負を生き抜いた西部劇のガンマンのように胸ポケットに戻した。
「ところが、いざ手に入れた頃にはインクなんて勿体なくて使えない代物になってたわけだ。インクってのは心やら希望やらの同類らしくてな、放っておけばすぐに乾いて消え失せちまう。俺ら人類はインクの管理を怠ったせいでここまで来たのさ」
「何が言いたい?」
「お前が聞くべきなのは『何で書けば良い?』だよ。机の上に筆記具なんて無いだろ?」
リーンズィはきょとんとして視線を机に向けた。
「なかっただろうか、ミラーズ?」
「あ。そう言えば、字を書くにはペンがいるのでしたっけ?」
リーンズィに温められて眠くなってきたのか(そのような機能があったとはリーンズィは記憶していない)、ミラーズはごしごしと目を擦って、ぽふんと少女の胸元に頭を乗せた。
「そういうの、あまり意識していませんでした」
「気の抜けた連中だな。紙もペンも貴重なんだよ、絵の具もそうだ。弾丸よりも貴重なんだぜ。だいたい、変だと思わなかったのか?」
ポラロイド写真をひらひらとさせながらグリエルモは言った。
「画像なんてもんは最初からデジタルで撮影してネットワークで共有すれば良い。手書きの登録用紙なんていちいち用意できないし、保管だって楽じゃない。そもそも、知っているだろうが原初の聖句が達者なレーゲントには、大体識字障害がある。それなのにそれを読んで、書け、なんて言うわけないだろ」
「分からない。じゃあこの用紙は何のために?」
「その裏に書いてあるテキストを読めるかどうかが検疫なんだ。これこそが検疫所で一番大事な仕事だって言って良い。大体の手続きはアルファⅡモナルキアの、何だあの……ユイシスか? あのうさんくさい人工知能が済ませたし、ヘカントンケイルからお嬢さんがたからもお墨付きはもらってたから、時間つぶしを提供しただけってのが実状だが」
「うん? 待って欲しい。今の理屈だと写真も必要ないのでは? 視覚データを取り込めばそれで……」
「ああ、そうだよ。これは俺の趣味だよ」
グリエルモは不敵な笑みを浮かべて口元に人差し指を立てた。
「見張る物がないときは自慢の写真を見てる。今まで出遭った仲間の写真をな。これは内緒にしてくれ」
女賭博士か、あるいは高級リゾート・ホテルの支配人じみた肉体。その浮世離れしたような風貌に、ウィンクの仕草はよく似合った。もしかすると城壁を守る兵士の肉体こそ仮初めで、こちらがグリエルモの元々の体なのかも知れない。
「とにもかくにも検疫についてだが、そっちのふわふわの金髪の嬢ちゃんがこれを問題なく読めるってことを確認したよ。そして読んでも何ともないってことも分かった。もう十分だ」
「……盗撮に、覗き見か。君は趣味が悪いな」
「え、待って待って。さっきのが何かの検査だったのよね?」
ミラーズが慌ててリーンズィの膝から立ち上がった。
「あれが読めるとどうなるのですか? よ、読めると良くないの、もしかして?」
「一概には言えない。嬢ちゃんはセーフだ。むしろ値打ちがあるね。最悪の場合は……」
ずしん、という足音が問いかけを遮った。
『込み入った話はあとにしとけ、言詞汚染検疫所なんて長居する場所でもねぇ。ヴィオニッチダイアリーなんてさっさとしまえよ。気味の良い物じゃねえんだから』
うんざりした調子でファデルが命じた。
肩には既にアルファⅡモナルキア本体が掴まっていて、そのそばにはユイシスのアバターが浮かんでいる。
ミラーズと同一の顔に無表情を貼り付けて、付け足したように手をひらひらとさせた。
『こっちはオーバードライブの使用許容時間超過してるんだ。すっかり疲れちまったし、さっさと<勇士の館>へ帰りたい。リーンズィ、ミラーズ、詳しい話は俺のクールタイムが終わってからで構わねぇよな』
「あ、ああ」リーンズィも椅子から離れ、ファデルの足下に寄った。「私は君を……信じる。そうだな、信じる。異郷から来た我々を案じてくれたことを感謝する。君の事情に合わせてくれて構わない」
『そりゃ助かるね。寝床はこっちで確保してるから心配しないでくれ』
「気遣いに感謝する。睡眠は必要ないが」
『いいや、電気は潤沢じゃないから夜は真っ暗なんだよ。さぁ門番、ここを通してくれ』
「それじゃあ第二十四番攻略拠点、正式に開門だ。改めてようこそ、新しい探索者たち」
廃駐車場のシャッターが、古びた映写機じみた音を鳴らす。
わぁ、とミラーズが小さく驚いた声を挙げた。
リーンズィも寸時息を飲んだ。
開かれた世界に、命のある街が広がっていた。
無数の人々の行き交う姿が。
平地に建てられた数え切れない建造物。高層建築物の群れ!
人間の街だ。
寒々とした冬の光が、あり得べき世界、人類が斯くの如くありますようにと求められた景色を、白紙の世界へとまさしく投影していた。
廃ガレージを改装した検疫所が劇場ならば、現れた世界はスクリーンだった。
無数の人影、人影、人影。
みな一様に防寒具を纏い、傍の誰かと頻りに言葉を交しながら歩いて行く。
繁華街だった。メインストリートであるらしきひび割れたアスファルトの大通りには露店が密集して建ち並んでいて、簡素な身形をした人々が熱心に声を上げている。
一方では街頭宣教師がうつろな目をして聖歌を口ずさみ、防災無線を改造したらしいスピーカからは絶えず少女達の聖歌が流れ出ている。
多くのものはそれらの音声を無視した。その場所で尊くあるべしと定められているのは、神ではなく、明らかに人の手と口で商いをするものたちであった。
リーンズィは信じがたい光景に唖然とした。
このような光景は予想していなかった。検疫所、ガレージの扉が閉まっている間は、完全に遮音されており、全く気付かなかった。音紋解析を行おうという意識さえ働かなかった。
まさかこれほどの人通りがある場所に面しているとは。
いや、ここまでの活気に満ちているとは!
如何にも盛況だ。冷たい空気に白い呼気が幾つも浮かんでいる。
それが何千、あるいは何万という規模の人間で展開されているのだ。
人類史の廃滅によって消えたはずの大市場と言っても差し支えない。
ミラーズと一緒になおも呆けていると、ポーキュパインに掴まれて、掌に載せられた。
『送迎タクシーだ。今回だけは無料にしとくぜ』
「タクシーか。お金か何かを払えばまた乗せてくれるのか? 君からの眺めは良いので好きだ」
『そうかい? 嬉しいね、レーゲントは割と高いところ怖がるんだがな』
民衆はファデルたちの見上げるほどの巨体に全く関心を示さなかったが、連係して動作するように設定された機械であるかのようにスチーム・パペットの進路を塞がないよう、巧妙に動き続けていた。
リーンズィとミラーズは、巨人の手の中から身を乗り出して人々の営みを眺めた。
そしてすぐに、それは
正確には、そこには営み以外には何も存在していなかった。
ある屋台には靴の片方だけと粗末な古着それから中身を悪くしていそうな鍍金の剥がれた缶詰と期限切れの菓子類が置かれていた。買い物鞄を提げた女が店主に話しかけている「良い天気ですね」。店主は鷹揚に頷くと「安くしておくよ。15ドルで良い」と言った。何が15ドルなのかについて説明は無かった。元値がいくらなのかを示す看板も用意されていない。ただ女は頷いた。「ずっと晴れていると良いのですけれど」と歌うように言いながら継ぎ接ぎだらけのポケットから一掴みしたものを代金受け皿に置いて缶詰の一つを首を下に向けたとき最初に目に入ったから選んだと言った様子で掴むと袋に入れてもらうでも買い物鞄に入れるでもなくそのままの姿勢で発条の切れかけた人形のような歩き方で去っていった。受け皿の上に紙幣は一枚も無く並ぶのは硬貨と硬貨に似たものだけでありドル、ユーロ、ノルウェー・クローネ、マルク、そして清涼飲料か酒類の瓶の錆びついた王冠らしきものの混合だった。リーンズィには取引されたそれらにどれだけの値打ちがあるのか分からなかったが缶にも支払いにも15ドルの価値が無いことだけは理解できた。店主は女の後ろ姿を視線で追うこともなく機械的な動作でその雑多な丸い金属片の山から正確に王冠だけを選り分けてポケットにしまい残りは全て砂利か鉄屑でも扱うかのように陳列棚の下に置いてある資源ゴミと書かれたポリバケツへと落とした。電波式簡易人工脳髄を差し込まれた店主は「今日は色々と仕入れたんだ」と何も無い空間に向けて言葉を発したあと不意に動きを止め何度か瞬きをして何事も無かったかのように呼び込みを始めた。「いらっしゃい、いらっしゃい」。
歌を口ずさむ買い物客、頭に人工脳髄を取り付けた買い物客。
あるいはただそのようにあれと命じられただけの不死病患者たちが通り過ぎていく。
万事が、ただ形をなぞるだけだった。
『人形劇みたいだろ。ゾンビ劇って言った方が正しいか』とポーキュパインが自嘲気味に呟いた。『ここでは何もかもが不格好な絵の描かれた一枚の布で取り繕われているんだ。題名は「かつてあった世界」ってところか。残酷な仕打ちをしていると思うかい、調停防疫局のアルファⅡ』
「……不死病患者の虐待には当たらない」リーンズィは首を振った。「私に判断出来るのはそれだけだ。理解が出来ない。何の意味があるのかも分からない」
『……そうかい』
第二十四番攻略拠点なる場所のメインストリートの殆どがそのような形で『自動化』されていた。
経済活動の上辺をなぞっただけの実質的な意味を持たない商取引。
雑踏の中で目を閉じれば、確かに活発な市場の幻影が脳裏に浮かぶ。
目を開けばやはり人と人との営みがあるように思われる。
だが一人一人に注視するとそこに魂や意識と呼べるものはひとかけらも存在していない。
単純な命令を入出力するだけの簡易な人工脳髄を装着させられた
スチーム・ヘッドは不死病患者に対して意識という幻を再生するが、それに対して彼らは総体として有機的に活動することで、かつてこの地上に栄えていた商経済の輪郭、人類文化の片鱗の、その形骸を、始まりも終わりもない無価値な連鎖を、見事に再現していた。
ただ、どこまで行っても、そこにあるのは形だけだ。
繋がる未来が無いならば、意味は形だけで完結する。
商人として配置された人間も無作為ならば、客として設定された通行人たちも破綻している。
親子連れのような三人の感染者がいたが外観的特徴をユイシスがスキャンした限りにおいては、子と思しき不死病患者と夫婦と思しき不死病患者の間に遺伝的な繋がりは見受けられない。
意識すればするほど違和感が増していく。
目に見える全てが張り子に等しい。商経済に必要な要素は何もかも揃えられていた。不出来な形骸と言えども遠景としては人類の繁栄だけが存在している。全てのラジオヘッドがこのクヌーズオーエ第二十四番攻略拠点の、その経済市場という虚像を形成するための部品と言えるだろう。
自明な意思を持って活動しているのは、それら自動化された群衆のうちの一割にも満たなかった。アルファⅡモナルキアは、ファデルたちスチーム・パペットの行進に対応するべく群衆を誘導している者がいることを早くから看破してリストアップし、随時リーンズィやミラーズに共有していた。
それは路傍で退屈そうに猫を持ち上げたり下ろしたり持ち上げたり下ろしたりまた持ち上げたり下ろしたりしている聖歌隊の少女であったり、窃盗犯か鼠、さもなければテロリストを捜す刑事のように商人や客に混じって歩き回っている戦闘用スチーム・ヘッドだったりした。
市場の活気を静かに飲み込む外装の剥げた廃墟、この都市の実像そのものにも等しい伽藍堂の高層建築の屋上には幾つかの影があり、長銃を持って群衆を見下ろしており、何人かはファデルに向かって手を振った。
商取引が一切成立していないのかと言えばそうでもなかった。
アルファⅡ本体の二連二対の硝子の目玉が捉えた映像のうち興味深い幾つかにリーンズィは注目した。
市場の片隅で、二人のスチーム・ヘッドが空の机を前にして向かい合って立っていた。
二人とも足下に大量の物品を備えておりこれから相手が死ぬまで終わらない撃ち合いでも始めるのかと言った有様だった。一方が先手を取り年代物のコルトリボルバーと状態の良い弾丸を並べるともう一方は酷く悩んだ様子でチューブを一つ置いた。黒の絵の具だった。今度は銃を置いた側が考える番で、長考の末にスマートライフルを取り上げて銃口を空に向けて電源を入れ電磁波の嵐を経たこの世紀でも奇跡的にもまだ動作することを示し簡易誘導機能を備えた炸裂徹甲弾を1ケース机の上に置いた。対手はこれに三原色の絵の具で応え、銃を売る側のスチーム・ヘッドが頷かないのを見てボサボサの油彩画用の絵筆を加えた。次に机の上に現れたのは細微な彫刻の施されたハンティング用の低倍率スコープでこちらに対しては黄ばんだ画布が出てきた。
「あ、あれは見たことがありますね」
視界を共有しているミラーズが華やいだ声を出した。
「確かチェスというゲームですね、ルールに従って互いのコマを取り合う……。まさかゲームを楽しんでいる方までいらっしゃるなんて、さすがは人類文化の継承を掲げる方々と言うべきでしょうか」
「チェスではない」
「もう……つれない言い方をするのね。それぐらい、あたしだって本当は分かってたわ。でも、ちょっとだけ、チェスっぽくはあるでしょ?」
「うーん。何となくそれっぽくはある。いや、そうだろうか? っぽいか? ぽいような……」それっぽいのかどうかリーンズィにも自信が無かった。「でもやはりチェスではない。遊びでもない」
「じゃあ、あれは何なの? 彼らは何をしているの。遊んでるんじゃないとしたら何?」
武器と画材を並べ合うスチーム・ヘッドたちの間にある空気は酷く張り詰めていて、いっそ他流試合の最中の剣闘士のようにさえ見えた。
「価値の交換だ」
「交換して何になるの?」巨人の手に座り込んで少女はベレー帽を抱えて虚構の市場を囲む廃墟と同じ空疎な笑みを浮かべた。「この不滅の恩寵が降りた都市に価値のあるものなんてあるかしら。生きることに苦しみ、何かを求めている人なんてどこにもいないでしょう? そんな世界で何かを遣り取りすることって、それってチェスと、単なるゲームと、どう違うの?」
「分からない。でも……彼らはきっと銃や画材に強い拘りがあるのだ。だからあんなに苦しそうに遣り取りをしているんだと私は思う」ライトブラウンの髪を風に遊ばせながら少女は曖昧な声を出した。「……儚くても、無意味でも、あれは確かに人類文化の継承、なのだろう」
クヌーズオーエ第二十四番攻略拠点は虚構の都市である。
そこに魂はなく、価値は無い。
未来も無いのかもしれない。
だが、それでも己の意思で生きる者がいる。それ以外の全てが彼らを生かすために形骸の舞台を演じているのだ。人類の文化を僅かでも生きながらえさせるために。そして形だけであっても、人の営みはこの疫病の時代において希有なる輝きを放つ。おそらくそれらの形骸の舞台は、スチーム・ヘッドたちが生きることを諦めたとき、連動して停止するだろう。
肉と鉄、それから支離滅裂な歌で構成された発条仕掛けの都市のどこかで、数十、数百の時計が、アラームクロックや柱時計と言った時間を告げる機械の無秩序な集合体が、一斉に鳴り響くのが聞こえた。
その瞬間だけクヌーズオーエの寒々とした冬の市場の幻影は凍り付いたように息を潜め、数秒ののち、また動き出した。
巨人に運ばれながらリーンズィとミラーズはそれ以上何も言わなかった。
ファデルに導かれて辿り着いた先に『勇士の館』があった。
ただの駐車場付きの集合住宅にしか見えなかった。
それも打ち捨てられ、歳月に晒されて傷み、崩れかけている。
この疫病の時代において、価値のある真実など一つも遺されてはいない。
リーンズィは目を細めて、外壁の一部が崩落したその建築物を見上げた。
不朽の装甲に覆われた兵士の住処がこんな廃屋なのだとすれば、それはどれほど皮肉で、相応しい現実なのだろうか。
終わってしまった世界で、滅び去った時代の形骸だけが呼吸を許されている。
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