エコーヘッド①

 火の気のない集落は顔の腐り落ちた死体のように黒々として、ヘルメットの兵士の前に無言で横たわっていた。

 人影を欠いた住処はそれだけで大量死の情景を想起させる。かつて死の指先が通り抜け、骸ばかりが積み上がる街を見た。襲撃者が血と臓物で祭典を開き飽いて去った村を見た。あるいは蠅の群れすら死に果てた後の、燃え尽きた都市を見た。それら明文化されない沈黙の記憶が――自力では思い出すことすら不可能な、しかし確実に存在した陰惨な歴史が、アルファⅡの識域下に不吉の影を落とす。

 誰かが囁いている、しかし真におぞましいのは、この死んだ時代で棺を担ぐお前自身ではないか? 

 冷たい太陽が光を投げかける。灰色の雪原に伸びる影。人間と言うにはあまりに歪な……。

 お前こそが死を運んでいるのではないか……?


『警告。意識の連続性に異常を検出』


 玲瓏な非現実の声が耳朶を打つ。


「分かっている」


 悪性変異体制圧のために消耗しすぎた。人工脳髄からの支援があるとは言え、生体脳にも異常が及んでいるに違いない。おそらくは、その反動なのだろう。


『立っているだけなら案山子でも出来ます』呆れ声だ。『いっそ少し休息しては?』


「このご時世、案山子なら幾らでもいる。需要があるのは……自分で判断して歩く案山子だ」


 空模様が奇妙なほど気になった。

 太陽が天頂に縫い止められて動かない。虚無の天辺から漏れ出した薄い雲が空の青を薄めつつある。このまま暗くなれば饐えた臭いのするどろりとした灰色の液体が零れてくるだろう、という由来の分からない不快な想像が兵士の脳裏を過ぎった。

 この世界にも雨は降るだろう。

 誰かが囁いている。だが、それは我々の知っている雨と同じだろうか……?


「何をしているの、リーンズィ?」

 ミラーズの翠玉の瞳が兵士のヘルメットを見上げた。

「お空が綺麗なのかしら?」


「雨が降ったときのことを考えていただけだ」

 黒い鏡のようなバイザーが、待ちくたびれた様子の少女を見下ろした。

「エージェントとしては、初仕事だ。気を抜かないように」


 廃村ではあるが、車道もろくに整備されていないのに、どういうわけか景観だけは異様に整ったままだ。村が作られた背景には相当入念な計画があったはずだ。

 いかにも不自然な集落であるから、何かしら重要な物資が埋蔵されている可能性はある。

 だとしても本来ならば捜索する価値はない。

 と言うのも何か素晴らしい宝物、たとえば金品や宝石や使用可能な燃料や完全な状態で保管された飲食物が保管されていたとしてもそれは生者にとってのみ価値があるからだ。全ては朽ちた世界の残響に等しく、永久に死なない彷徨えるものどもには使い途が無い。

 中央の広場で機関停止しているスチーム・ヘッドを除けば、際立って奇妙なものは確実に無く、この土地はただの廃村と評するべきだった。


 にも関わらず家屋を調べて回ると決定したのは、ミラーズの資質や状態を見極めるためだった。


『疑義を提示。初仕事の最中なのは、貴官も同じでは?』


「肯定する。君もそうではないのか」


『稼動開始は当機が遙かに先でした。貴官の起動前に当機は幾つかのミッションをこなしています』


「じゃあ先輩だな。先輩は後輩を甘やかすのも仕事だ、と記憶にある。初仕事を祝してディナーにでも招待してくれるか」


『ユーモアレベルの上昇を確認。可愛い女の子になってから出直してはどうかと通告します。当機はミラーズと二人で出かけますので、貴官はピザでも宅配してもらって下さい』


「ピザ屋のチラシが見つかると良いが」


 アルファⅡたちは村の家々に門戸を叩く。

 破壊して、押し入って、中を確かめる。ヘルメットの兵士が部屋のそこかしこに猟銃を向ける。

 ミラーズは落ち着いた所作で後に付いていく。武器は与えていない。

 反逆の意志も自傷の可能性も低かったが、危険だった。

 最初は聖歌隊の兵士から拝借したバトルライフルを持たせていたのだが、銃身を壁にぶつけて転びそうになったのだ。

 ミラーズには武器を扱うためのセンスが全く無かった。生前も死後も武器を扱うトレーニングすらしていないようだった。

 近接戦闘においては拾ってきた猟銃が最適だった。だからと言って長射程のバトルライフルを置いていくのも合理的ではない。現在はアルファⅡの蒸気機関スチーム・オルガンにマウントしている。


 トリガーは一度も引かなかった。

 住民たちは凍り付いたように座っているか、立ったままか、横たわっているか、あるいは家の中を無言で歩き回っているかだ。

 いずれも典型的な不死病患者の様態だ。それゆえに、全く想像も付かないような未知の災害が起こった、とは考えにくかった。

 住民たちは安静状態で自殺し、一回目の再生を終えて典型的な不死病感染者になり、そのまま自己凍結した。そう見るのが妥当なところだ。


 ミラーズは黙々とアルファⅡの後を付いて来た。

 この単調な作業に関心があるようには見えなかったが、抵抗感もないらしい。「巡礼の旅を思い出しますね」と眠たげな声がしたのをアルファⅡは記録している。

 長い時間をかけて丁寧に捜索を進め、数軒を残す頃になって、アルファⅡはバイザー越しにまた空を見上げた。


「……雲のせいじゃないな。やはり太陽がほとんど動いていないように見える。そろそろ日が暮れても良さそうだが。お先真っ暗よりは縁起が良い、などとは言っていられないか。完全に異常だ」


『肯定。光源は僅かながら螺旋状に運動しています。白夜の類いなのかも知れません』


 ミラーズは金髪を揺らしながらうーんと愛らしく唸り、くりくりと目を動かして天球の動きをなぞった。

 彼女という主体が思考を紡ぐたびに、冷たい首輪のランプがカチカチと点滅した。


「この辺りの国の空って、いつもこんな感じだったような気がするけど。……少なくともあたしは違和感ないかな」

 雪を踏みながら小さく首を傾げた。

「まぁ、あまりはっきり覚えていないので、断言はできません」


『天体の運動を解析しますか?』


 兵士は首を振る。「後で良い。村の状態を確かめて安全を確保し、最後に中央部で機関停止しているスチーム・ヘッドを調べる。天体観測はその後だ」


『了解しました。次の家をマークします』


 ミラーズと瓜二つのアバターが虚空に出現した。

 ユイシスだ。嘲るような笑みをアルファⅡに向けた後、ミラーズに目配せをして手を振り、重力を無視してふわふわと浮きながら雪の上を滑っていく。

 脚の動きを省略しているのは消費電力を抑えるためだろう。

 移動に合せて棚引く金色の髪は翼のようだ。

 静まりかえった寒村に舞い降りた天使というものがいるならば、きっとこのような姿だろう……というようなことを、アルファⅡと並んで歩いているミラーズが思考していたため、アルファⅡは「そうだろうか……」と発声した。


「天使という柄じゃないし、そもそもあれは殆ど君の姿なのでは……」


「何度も言わせないで」

 ベレー帽で目線を隠した少女には照れが滲んでいる。

「あの子はあたしが無垢だった頃の夢そのものなの。ああだったら良かったのにって言う理想なのよ。だから彼女が綺麗だとあたしも嬉しくなるの。ナルシズムだって言われても、別に構わないわ」


 溜息をついたあと、じっとりとした視線を投げかけてきた。


「……あと、あたしの頭の中、もしかして盗み見してるの?」


「類する行為は、確かにしている」


 むっ、とミラーズは警戒感もあらわに足を止めて、アルファⅡにじっとりとした視線を送った。

 己の首筋と腰に手を回して、自分のか細く脆い身体を庇うように抱き締めた。

 弾丸すら通さない行進聖詠服の装飾が暗く染まった空の下で触れあって幽かに鳴り、元より遊びの少ない薄い布地が、皮膚に密着している。相手の視線を拒むかのような所作とは裏腹に、身体の線をはっきりと曝け出している。

 アルファⅡも足を止めた。

 ミラーズが何か言うのを待ちながら、本当に動きづらそうな服だなと改めて考えた。直接戦闘をさせる気はない。だが継承連帯や悪性変異体との遭遇があったとき、戦闘領域から退避させるのも苦労しそうだ。何か対策は無いものか。


「リーンズィ、あたしにも、あなたの考えていることは分かりますよ。私を見て、何か罪深いことを考えていますね?」


「罪深いこと。戦闘に不便そうな服だなと考えていた。戦うことが罪だというならば、そうだな、罪深いかもしれないな」


「そう……」


 ミラーズは曖昧な顔をして、歩くのを再開した。

 澄ました表情を繕っていたがどことなく恥ずかしそうだった。


「ああ、さっきのポーズはあれか」

 アルファⅡは歩調をミラーズに合わせた。

 彼女の小さな歩幅とはとっくに同期を済ませている。

「ちょっとセクシーな雰囲気を狙っていたのか? やっと理解できた。扇情的と言えなくもない雰囲気だったかもしれないな」


「……解説しないでくれない? 恥ずかしいから」


「何故あんなポーズを? 私を挑発して何か意味があったのか? お気に入りのポーズなのか?」


「本当にもう追及しないでくれる?! 恥ずかしがらせるのが趣味なの?」


「趣味ではないし、もちろん冗談だ。先ほどの行動は私を挑発すること自体が目的だった、と見るのが適当だな」

 アルファⅡは思考を巡らせた。

「私に刺激を与えて、思考を誘導すれば、それを読み取れるのではないかと考えたわけだ。しかし、私は当て推量や誘導によってで君の考えを読み取っているわけではない。かと言って、常に思考を覗いているわけでもない」


「……でもあたしが何考えてるかも分かるんでしょ。どう。今、何考えてるか分かる?」


「そうだな。これは……」アルファⅡは首を傾げた。「なんだろうな……君流に言うなら、君自身の『罪深いこと』か?」


「やっぱり覗いてるじゃない! 最っ低! リーンズィ、あなたが覗き魔だとは思いませんでしたよ!」


 小さな少女の肉体が、すぐ隣を歩くボロボロの偉丈夫に向けて手を振り上げた。

 アルファⅡの脚部への、抗議の意思を籠めたじゃれつくようなパンチ。

 動作は途中でキャンセルされた。

 禁止されているからだ。


「覗いているわけではない。私は君の人工脳髄と生体脳の活性状態を読み取り、思考を一部トレースしているに過ぎない。そもそも君の演算自体が現在はアルファⅡモナルキアの受け持ちなので、覗くも何も、君の思考は我々とともにある……」


 そういってアルファⅡはヘルメットの額を指で叩いた。

 ユイシスも頷くジェスチャーを出した。


「だからこそ、どうしても我々には分かってしまう」


「それじゃ、思考の回し読みをしてるってこと?! もっと悪いわ!」


 ミラーズは不機嫌そうに言い募ったが振り上げた手を動かさない。

 もはや自分が何をしようとしていたのか意識すらしていなかった。

 彼女の演算された意識からは、アルファⅡへの物理的攻撃という意思決定そのものにまつわる思考が削除されている。

 一方のエージェント・アルファⅡとユイシスには、一連の思考と意思決定に関する詳細なログが送信された。

 コンマ数秒の検証で攻撃の意図が認められないと認知された。

 二人の思考領域からも即座に削除された。

 ミラーズの思考は、この宇宙から消去された。

 誰も思考を操作したことすら覚えていない。一切が消去された。

 結果として、振り上げた手を無自覚に降ろすミラーズだけが残された。

 不満そうに声を荒げる。


「そんなふしだらなことばかりするなら、警察を呼びますよ」


『はい思考警察です! どうされましたか!』

 ユイシスが文字通り音もなく飛んでやって来てミラーズに抱きついて、ふわふわと浮かんだままアルファⅡを指差した。

『こちらの躾のなっていない駄ヘルメットが粗相をしたと伺いました。当機から警告します。他者の神経活性を無断で取得するのは犯罪ですよ!』

 

 二人の寸劇に兵士は淡々と応じた。


「エージェント・ミラーズは、アルファⅡモナルキア総体の運営する端末群の、特定の意思決定を委任された一部門にすぎない。その点を無視しても、ミラーズ、そもそも君が何を考えてるのか、全権代理人エージェントである私という擬似人格が常時取得しているわけじゃない。君の思考が私に開示されるのは、緊急時と、三〇〇秒以上継続して同内容を思考している場合のみだ。先ほど君が奇妙な妄想をしていると理解したのは、単純な神経活性状態から何か性的なことを想像していると推測出来たからだ」


『反論を提示。思考を覗き見ている事実は変わりありません。同じ家に住んでいるからと言って他の人のプライバシーを窃視するのは非推奨です。非常識です。不道徳です。先回りします。「人間の精神は多元的なもので、言語化されない思案や無意識の決定を礎にしていて、そう簡単に読み取れるものではない」……貴官がそんな反駁を用意しているのは当機が掌握済です。しかし非推奨は非推奨なのですよ。信頼と安心に関する問題なのですから』


「そうですよリーンズィ、猥褻ですよ!」とミラーズがあまり分かっていない顔で追従した。「いやらしいです! 良くないことです!」


「そういうものか……?」


 エージェント・アルファⅡにしても、ある程度までは統合支援AIユイシスに、さらにはその上位機構に意識を管理されている。そこに不健全性を感じたことは無い。

 そもそもミラーズの思考は当然ながらユイシスにも掌握されているはずなのだが、ユイシス相手なら良いのだろうか。


> 良いんです、そこは問題ありません、当機と彼女の仲なので。


> 仲の問題なのか。


> そうです。しかし発声して指摘するのは非推奨です。安定化が完了していないため、彼女の仮想人格には未だに脆弱な部分があります。余計な刺激を与えるのは避けるべきでしょう。


> 了解した。君の提案を受諾する。


 ネットワーク上でユイシスと議論するアルファⅡは、外部からは無言で立ち尽くす砲金色のヘルメットを被った奇怪な兵士にしか見えない。

 ミラーズは突如黙り込んだこの兵士を見て、気まずく思ったようだった。

 後頭部の髪を掻き上げて、指で梳かす。金糸すらも色褪せて見える金色の髪束が、曇り空の平らな光に尚も美しく輝き、黒く滑らかな行進聖詠服、香り立つような白い首筋へと降りかかった。

 憂いた顔にも言い難い気品がある。

 視覚ではこの残留思考転用疑似人格エコー・ヘッドの観測を続けていたアルファⅡは、やはり仮想されたユイシスよりもこちらのほうが余程天使らしいなと感心した。


> 当機には気品がなくて申し訳ありませんね。


> 全くだ、君も見習うと良い。


> ああいうのは彼女がやるからいいんですよ。


> そういうものか?


「リーンズィもユイシスも、さっきから黙り込んでどうしたの? またあたしの頭を覗き込んでる?」


「いや。ユイシスではなく、君こそが天使みたいだ、と思っていた」


「……また冗談?」


「冗談の方が良かっただろうか」


「急に褒めて何なの? ご機嫌取りかしら? それはそれとして、ありがと。でも……本物の天使はもっと綺麗ですよ。私は天使を見たことがあります」

 ミラーズは何とも言えない顔をした。

「とにかく、そういうの、えーっと、誉めるのが駄目とかじゃ無くて、考えているのを覗くのは、やめてくれない? いつも見られてると思うと落ち着かないから」


「合理性は感じないが、君が不快だというのならば尊重しよう」


「変な言い回しをするのね……。ううん、調停防衛局のエージェントをやるっていうのは、こういう状態に慣れていかないといけないの? 一瞬でそれらしい振る舞いを身につけたりは、出来ないものかしら」突如として息が浅くなる。「なんであたしっていつもこうなの? 他の子なら出来て当たり前のことが、何にも出来なくて……あのドブ川みたいな地下で暮らしていたときだって、もっと賢く立ち回れたはずなのに……私の可愛い仔まであんな……ああ、あたし、せっかく神様に、聖父さまに選ばれて、穢れのない再誕者になれたのに、小さな子供みたいにこんなふうに戸惑ってる……どうしてなの? なんで、なんでいつも、こんな……」


 眉根を寄せ、時に目を見開き、喘ぐような息を始めたミラーズに、ユイシスがそっと寄り添った。

 そしてアルファⅡの視界に指令を表示した。


『ミラーズに安定化のための処置を行います。貴官は先行して捜索目標に立ち入る準備を』


『要請を受諾。安定化は君に一任する』


 そうしてユイシスのアバターが、ミラーズに優しく語りかける。


『出来ないことを、一瞬で出来るようにする。そんなことも勿論可能ですが、非推奨です。外部から大量の情報を入力してしまえば、貴女の人格記録は高い確率でパンクを起こしてしまいます……』


 アルファⅡは肉体本来の歩幅で二人から距離を取った。

 次の家の扉の施錠状態を確認した。

 蝶番や錠の位置が他の家と同一であることを確認した。

 その間にもユイシスは己の非現実の金色の髪をかき上げてミラーズの滑らかな頬に軽く口づけをした。接触感触の演算は許可していないし、処理されていないはずだが、翡翠の目をした少女はくすぐったそうに喉を鳴らした。


「ごめんね、ユイシス。また迷惑をかけそう。でも、これも、あたしの問題なの? あたしが……あたしが、こんなだから、首輪を付けられて這いつくばらされるような人間だから、それに相応しい人間だったから、知恵が無いから、こんなに物覚えが悪いの? 私が良くない、良くない母親で、神様に選ばれても、それも偽物で、あたしは……」


『そんなことはありません。自分をそんな風に言わないで下さい、貴女は立派な人間でした。そもそも、人間は一瞬で何かを出来るようになる存在ではありません。それが普通なのです。小さなことから適応していきましょう。当機はそんなミラーズを評価します。非常に人間的です。愛していますよ」


「ごめんね。あたし、迷惑をかけているよね。ごめんね。ありがとう。ありがとう、ユイシス」

 ミラーズは虚空に浮かぶ鏡像の少女に口づけを返した。

「私も愛していますよ……」

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