『キミとの”いちゃいちゃな”癒しのひととき』を収録しよう！

トラック８：右耳をキレイにしてもらいながら眠ろう……【耳かき（右、外中、綿棒）、耳ふ～、ささやき、豪華なベッド、いちゃいちゃ、かすかな波の音、おやすみ】

（時間場所：高級ホテルの客室、ベッドの上）

（SE：波の音、少し遠く、トラック終わりまで続ける）

（位置：右、近い）

（SE：髪、布がこすれる音。『キミ』が動く音）

（はしゃいだ声で）

ん～、やっぱり「ごろ～ん」ってするのたのしいね♪

おひざの上で動いてもらうと、

キミもみんなも楽しそうで

甘えられてるってわかるもん♡

（うっとりした声で）

いつも「ごろ～んして♪」なんて言ってるけど、

左に行ったり右に行ったりは

マイクの周りでわたしが動いたり、

機材やパソコンからの調整や設定で

動いているふうに聞かせてるから、

声に合わせてひとが動いてくれるのうれしい。

（はしゃいだ声で）

さらに今日はふかふかベッドで

ゴロゴロできるもんね。

……えへへへ♡

キミってば楽しそうに笑っててかわいい～♡

わたしも楽しくなってきちゃう♪

（やさしい声で）

でもでも、あまり遊んでると疲れちゃうし、

右耳さんも、よしよし……ってしてほしいもんね。

（位置：右、至近）

（声：ささやき、無声、ここのみ）

（はしゃいだ声で）

また外側から～、よしよ～し♪

（SE：右耳外、綿棒で耳かきする音、やさしく、続ける）

（１０秒ほど息づかい。おだやかに、『キミ』の様子を見ながら耳かき）

（声：ささやき、有声、続ける）

（やさしい声で）

さすがに疲れちゃったかな？

キミの目、うつろになってきたよ。

こすこす……こすこす……。

いいよ、ねんねしても。

明日起きたらまた豪華な朝ご飯を食べて、

あとは帰るだけ。

くりくり……くりくり……。

帰りくらいはわたしが機材を持つからさ、

もうキミはゆったりとのんびりと

楽していいんだよ。

かすかす……かすかす……。

（きょとんとした声で）

明日も機材を持ってくれる？

（やさしい声で）

ううん、大丈夫。

今日荷物を持ってもらったのは、

収録のための体力をとっておきたいから。

ASMRを演じるのは意外と体力仕事なんだよ？

だからわたしだってキミと同じくらいか、

それ以上に体力あるし、本当に大丈夫♪

こそこそ……こそこそ……。

（１０秒ほど息づかい。うっとりと、『キミ』の言葉を聞く）

（うっとりした声で）

んも～、まじめだなぁ。

（いたずらな声で）

わたしたちまじめさん同士……。

くしくしくし……くしくしくし……。

（１０秒ほど息づかい。うっとりと、『キミ』の様子を見る）

（おだやかな声で）

でも助かるよ。

明日、家に帰ったらすぐに、

今日のためにずらした作業とか、

今日一日で溜まった連絡をお返しするのとか、

やることいっぱいあると思うから、

その遅れが取り返せるかも。

今日明日は収録だって言ってあるから、

少しくらい待っててもらえるけどね。

だからこそ、早く返事をお返ししたいんだ。

（５秒ほど息づかい。うっとりと、『キミ』の言葉を聞く）

（まじめな声で）

今やればいい、ってそれは違うよ。

優先順位があるじゃん。

（声：ささやき、無声、続ける）

（愛情のこもった声で）

今は眼の前にいるキミを癒やしたいのっ♡

かさかさかさ……かさかさかさ……。

かさかさかさ～♪

ふ～っ。ふっふぅふ～ぅ。（耳ふ～、やさしく）

（SE止め：耳かきここまで）

（声：ささやき、ここまで）

（位置：右、近い）

（やさしい声で）

うん、お耳の外側はキレイキレイになったよ。

……どういたしまして♡

次はキミのお耳の中を、

（位置：右、至近）

（声：ささやき、無声、続ける）

（愛情のこもった声で）

キレイキレイに、

気持ちいい気持ちいいしてあげる。

（SE：右耳中、綿棒で耳かきする音、やさしく、続ける、最後まで）

（声：ささやき、有声、続ける）

（おだやかな声で）

こりこり……こりこり……。

わたしのほうこそお礼をしなきゃ。

わたしはいっつもやりたいことに突撃して、

あ～どうしよう、ひとりじゃできないかも

……なぁんて考えてた。

でも、キミみたいに助けてくれるひとがいるから、

ダミーヘッドマイクを持って収録しようなんて

ちょっと大変なことができるんだ。

くるくる……くるくる……くる、くる。

（照れた声で、少し呆れ）

本当は音源素材を使えばいいんだけどさぁ。

わたしってば変な女だから、

自分が録ってない音だとシーンが想像できないんだ。

（おだやかな声で）

現地に行って、見えるもの、音、におい、

そこでしゃべったときの感覚、

説明しづらい「空気感」？っていうのがほしいの。

五感、なんとなくを含めると第六感も入れて、

そういうのがないと、いいASMRが作れないんだよね。

かりかりかり……かりかりかり……。

（少し自慢げな声で）

マンガも小説も、アニメだってゲームだって取材は必要でしょ？

わたしがやってることってそれと同じ。

こしゅこしゅ……こしゅこしゅ……こしゅ、こしゅ。

（少し心配そうな声で）

今はリスナーのみんなに良くしてもらってるからいいけど、

採算とれないことだってあるのにさ、

こういうやり方しかできないのは困るよね

（不安な声で）

……たまに不安になるな。

いつまでこのやりかたでASMRを出せるのかって。

わたしの体調、お金、世の中の変化で、

活動できなくなるかもしれないのに。

そもそもASMRだって、今は流行ってるけど、

来年には見向きもされない、

なんてことあるかもしれない。

（申し訳ない声で）

ごめんね、こんな不安定なことをしてる恋人で。

（凛とした声で）

でもこれが、わたしのしたいことだから。

落ち込んでるひと、元気がなくなっちゃったひと、

毎日がたいへんなひと、がんばりたいひと、

そんなひとたちを「応援するっていう夢物語」を叶えてくれるのが

ASMRだって思ってるの。

（不安な声で）

また似たようなことを聞いちゃうけど、

本当にわたしでいいの？

キミが支えてくれるの？

わたしは想いも、荷物も、予算も、

体重以外は重たいよ？

（甘える声で）

えへへへ♡

わたしが甘やかそうとしたのに、

キミに甘やかされちゃった。

やっぱり、収録も配信も一旦ないないして、

キミとふたりっきりの時間がもっとほしいな。

月一……は難しいかもしれないけど、

せめて三ヶ月に一度は

今みたいな時間を作りたい。

（うっとりした声で）

収録とか理由をつけないで、

『キミとの”いちゃいちゃな”癒しのひととき』を過ごしたいなぁ。

（愛情のこもった声で）

キミも？　すなおに言ってくれてありがと。

くりくり～くりくり～くりくりくり～♪

（やさしい声で）

次はどこ行こっか？

ん～でも、眠くて考えられないか……。

また今度考えようね？

（愛情のこもった声で）

キミが考えてくれる？

そんな眠そうな声で言われても頼れないよ。

……強がっちゃってさ、かわいい。

（最高に愛情のこもった声で）

（声：ささやき、無声、ここのみ）

本当にありがとね。

おやすみ。

（SE止め：波の音、耳かきの音を流しながらフェードアウト）