4日目

静寂な部屋。

俺は久々に、あのスタートと書かれたボタンを押す。

すると水の音やモーターの音が鳴る。

せっかく新しく買った服だ。

綺麗に保てるように洗濯をする。


しばらくすると、洗濯が終わった合図の曲が流れる。

俺は服を取りに行った。

蓋を開け、ニットを取り出す。

縮んでいる。

素人が余計なことをしなければよかった。


夜になると、沈んだ気持ちで外に出る。

前と同じ使い古した服で、髭も剃っていない。

今日は前みたいに路地裏でゆっくりしたい気分だ。

カラフルに染った俺は、また暗闇に戻った。

しばらく路地裏で、煙草を吸って、酒を飲む。

そして帰りに、コンビニに寄って弁当を買う。


いつもより暗いワンルーム。

弁当を食べていると、ふと気がつく。

窓の外には満月と無数の星が暗闇を照らしていた。

やっぱりこれくらいが俺にはちょうどいいんだ。

今日の秒針は、なんだか歌っているようだ。

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