第12話 隠しダンジョン⑥
四つ目
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装備[黄金の盾]
等級:エピック
制限:レベル100以上
性能:DEF+500
効果
・MP300を消費して、300×合計DEF分のダメージを防ぐ
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「使うか?」
「いらなーい」
「だよな」
俺もリンも盾は使わない。
これはいつの為に取っとく事を決めた。売るのは勿体無い、もし使う時が来たなら俺が使えばいい。
五つ目
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装備[狂戦士の指輪]
等級:ヒーロー
制限:レベル50以上 既存STR200以上
性能:STR+50
効果
・HPを半分消費して、消費した分を既存STRに20秒間アップする(狂戦士を終えた時、30分間回復不可とスキル使用不可となる)
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キラキラキラキラ
STRをアップする系はリンは欲しがる。目をキラキラさせながらこちらを見ているのだ。
「俺は要らないかな。デメリットが痛すぎる」
「わぁーい!」
それに既存STR200以上って、先は遠くなるからな。俺はAGI特化なステータスだから。
六つ目
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スキルブック[火焔切り]
等級:ヒーロー
属性:炎
効果
・MP50消費して、攻撃力150%の火焔切りを与える
・確定に火傷を与える
・対象に火傷を負った状態なら、追加ダメージ60%アップ
ーーーーー
うーん、悪くない効果だが。これはリンの方が合ってるな...
「リン、使うか?」
「うん!欲しい!」
そして最後の7つ目は俺も知らない。
じゃ、何故7つ知ってるかって?それは俺達が黄金のダンジョンに入った時は扉が最初から6つ空いていたからだ。6つの中に1つだけが取り残されていて、それが修行場のダンジョンの扉。他は掲示板で見たものばかり。だが、残り一つだけが情報が上がっていない。それがなんなのかもそのアイテムをゲットした人しか知らないであろう。
黄金獅子の居場所は、本当に偶然だった。
リンがモンスターがいない事につまらないとかで、スキルを使っていたらたまたまその壁に当たって開いたのだ。それが黄金獅子シリーズの一つの装備。
確かこの壁だよな?
「...日本刀?いや、この世界なら和刀と言うべきか」
そこには日本刀があった。
いや、この世界には日本がないので、このゲームの世界で言うと和刀。
ーーーーー
装備[呪いの刀]
等級:???
制限:悪人であること
性能:最も高い自身のステータス値に+1000 それ以外は-500
効果
・自身のHPを10秒につき、1000ダメージ食らう(イベントリに入っていても効果は機能します)
・HPを全て消費して、対象に即死攻撃を与える(対象のレベル差が100以上上だった場合発動しない)
(蘇生不可)
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「は?」
なんだこのふざけた性能と効果は?+1000なんて聞いた事がない。それに、10秒につき1000っていうデメリットと他のステータスを500下げられるのはゴミだ。いくら、一番高いステータス値を1000上げてくれようが、そのほかを500下がるならハイリスクハイリターンすぎる。
「...普通こんなアイテム取るやつなんているのか?」
何故前回来た時にはこれがなかった?
イベントリに入っているだけでも、毎十秒に1000食らう。いや、そうか...壊せばいいんだ。
「アリス、取らないの?」
「いや、リンが昔使っていた霊剣ってさ、どうやって手に入れたんだっけ?」
「霊剣?懐かしい名前だね。確か、最初に手に入れた時は無剣だったの。それでも性能とか効果は良かったけど、ずっと使っていたらなんかいきなり壊れたの。別に消費アイテムでもないのに。壊れたと思ったら霊剣に進化した」
「だよな」
「?」
そう、武器には壊すと真の力を引き出す事がある。
ならこれにも壊すか...いや、呪いならその呪いを祓えばいい。でも、俺には解呪系のスキルもアイテムもない。それにここから出るには死ぬかボスを倒すかのどっちかだ。俺のHP...リンのHP に今の回復アイテムの数でも、長く持って4分程度。4分であのボスを倒せないし、ここで死んだらここでゲットしたアイテムも消える。
「はぁー、勿体無いな。次にここに来れるのも分からないし」
まぁ今は何も出来ないから、AGIが1000以上ある状態を少し楽しんで戻すとしようか。
俺は呪いの刀を手に取った。すると俺の目の前に通知が流れるのだった。
ーーーーー
[呪いの剣]がプレイヤー様の中に潜む悪魔の力に反応しました。[呪いの剣]から[ベルゼブブ]に本当の力に真価します。
ーーーーー
「?!!」
ーーーーー
装備[マモン]
等級:大罪・強欲
制限:悪魔関連
性能:最も高いステータス値に+300 その他に+30
効果
・この武器で相手のHPを吸収する(対象に与えたダメージ分の30%はHPを回復する
・対象の武器の効果を強奪する
(対象は自身の装備じゃなくちゃいけない)
(上書きは可能)
○
○
○
○
○
ーーーーー
やっぱり+1000はふざけた性能だ。これがこいつの本来の力なんだろう。それにこのコピーってもしかして武器ならなんでもいいのか?それって自分好みの武器の効果を組み合わせる事ができるのか?
それにこの等級見た事ねぇぞ?
試しに俺はグールの短剣を使った。
どうやって使うのかは分からないが、一先ず二つの武器を触れさせてみる。
ーーーーー
強欲が発動します。
○一定の確率で相手に腐食と感染の状態異常を与える
○死者に対して、追加ダメージを25%アップ
○生者との戦闘時、自信のAGIを7%アップ
どれを強奪しますか?
ーーーーー
なるほど選べれるのか...まぁ、今は何もないから全てを選ぶかな
「...え?」
するとグールの短剣が壊れたのだ。
ーーーーー
装備[マモン]
等級:大罪・強欲
制限:悪魔関連
性能:最も高いステータス値に+300 その他に+30
効果
・この武器で相手のHPを吸収する(対象に与えたダメージ分の30%はHPを回復する
・対象の武器の効果を強奪する
(対象は自身の装備じゃなくちゃいけない)
(上書きは可能)
●一定の確率で相手に腐食と感染の状態異常を与える
●死者に対して、追加ダメージを25%アップ
●生者との戦闘時、自信のAGIを7%アップ
○
○
ーーーーー
「あっ...」
強奪って本当に強奪なんだな...てっきり、コピーとかするかと思った...やらかしたな。これ暗殺者である俺に装備できるのか?
暗殺者の適用武器はライフルと短剣と弓となっている。他の武器は装備可能だが、性能が30%ダウンしたり、効果が使えないデメリットがある。
「いや、一応適用なのか?効果も普通に使えてたしな...まぁ、いいか。そろそろボス戦と行くか!」
「よっしゃぁ!倒すぞ!」
ここで負けたら、ここで手に入れたアイテムが消えてしまう。レベル差は40以上、相性的に俺に部が悪いが、リンがいるなら勝てる戦いだ。
そして、俺達はさらに奥の道に進む。
ずっと一本道だった道が、上に向かう階段が現れてそれを登る。
「キングゴールドマン」
ーーーーー
ダンジョンボスモンスター[キングゴールドマン]
HP:99999
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そこに黄金に輝く肌に、王冠と赤いマントだけを羽織っている顔のない人形の様なモンスター。
ボディービルダーの様な筋肉質が、見せびらかせらようにピクピクと胸筋を動かせている。
「
ーーーーーーー
(アリスのメモ帳)
・もし死んだ時に、強制ログアウトされてペナルティとしてら24時間ログインが出来なくなる。
・ペナルティを終えてログインした時、10時間以内に再び死んだら、レベルが1ダウンして、MPとHPが200ずつダウンし、ステータス値も2ずつ下がる事になる。同様に24時間はログインできない。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
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エリュシオン・オンライン ちゃんユウ @chanyuu777
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