巻頭引用・平坂町略図

「我々のおやたちが、此國このくにに渡つて來たのは、現在までも村々で行はれてゐる、ゆいの組織のつよ團結力だんけつりよくによつて、波頭を押分おしわけて來ることができたのだらうと考へられる。我々のおやたちが漂着した海岸は、たぶの木のもりに近いところであつた。其處そこなぎさの砂を踏みしめて先、感じたものは靑海あをうみの大きなひろがりと、ははの國への追慕とであつたらう。」

                  折口信夫『上代日本の文學』


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平坂町略図

https://kakuyomu.jp/users/Ebisumatsuri/news/16818093082590726783

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