第173話 黒騎士の異物狩り

[ ステルスモード起動 魔力解放口閉鎖 魔素リジェネレータ 低出力循環稼働を開始]



 巨木の幹に背腕アルキオナを喰い込ませ、下からは視認出来ない位置で宙に浮かぶクロム。

 クロムの身体から完全に魔力が遮断され、彼の周囲に不自然な程の静寂が訪れる。


「レゾム、俺の鎧を模倣する事は可能か」


 クロムはサルトゥス・バリエが直接視認出来る地点に到着した段階でレゾムに問い掛けた。


 ― ボスと同じ感じなら出来るよぉ。でもでも形とかは決めらんない...ごめんねぇ ―


「事ある毎に謝るな。話が途切れる。まずは俺の鎧に可能な限り外観を近づけろ。防御力はこの際無視だ。やれ」


 ― あいあいボス! ―


 命令を受ける度に喜ぶレゾムが、背中で蠢きながら変化していくのを感じるクロム。


 ― できたよぉ。こんな感じでいいかなぁ ―


 クロムが背中の大剣を外し、目視で模倣の出来を確認する。

 レゾムはクロムの鎧と接触している事を利用し、色や光沢をほぼ完全に模倣しており、拳で軽く小突くと金属質な音が跳ね返って来た。


 クロムは自身の腕を横にあてがい、色の変化や質感を確かめる。

 柔らかい陽光を鋭い光で反射する漆黒の表面。


「十分だな。後は形状だが...レゾム、お前は魔力連鎖でどこまで俺と繋がっているんだ」


 ― んん...ボスの気分は何となくわかる程度かなぁ... ―


「わかった。では今から俺の指示通りに形状を変化させろ。多少時間が掛かっても構わん。理解出来ない場合はその都度俺に伝えろ」


 ― ごめ...ダメダメ...ボスが謝るなって言ったんだから...わかったぁ。時間掛かるかも知れないけど、レゾム頑張る ―


「...?」


 ― んとね。身体が分かれたりすると“ワタシ”じゃ訳が分かんなくなるから、これから自分の事はレゾムっていう事にしたよぉ。ボスの付けてくれた名前、とっても好きだからぁ ―


 黒い硬質な表面に裂け目が出来、そこからレゾムの眼がクロムを真っすぐに見つめていた。


「好きにすればいい」


 ― うん。好きにするぅ。ありがとねボス ―


 そこから1時間程かけて、クロムの指示の元、レゾムが大剣の形状に合わせて蠢く時間が過ぎていく。

 そしてクロムの要求を可能な範囲で実現したレゾムの姿は、中に大剣が埋もれている事をまるで想像させない形状へと変化していた。


 レゾムは自身が何を模しているかを全く理解が出来ない事もあり、かなりの手間と時間を割いたが、複雑な形状が再現出来ていない以外は、概ねクロムを満足させる事が出来ていた。

 そもそもこの世界の産物では無い物を今すぐに理解しろと言う方が間違っている。


「よくやった。十分だ。では移動を開始する。基本的に指示があるまでこの形状を維持しろ。目立たない形であれば眼は出して構わん。ただ口は開くな」


 ― りょーかい! ―


 背腕アルキオナが力強く、クロムは巨木の上から跳躍する。

 その背中に、黒く輝く帝国製対大型機動兵器用ハイパーバズーカが背負われていた。


 トリガー部分や照準器、カウンターウェイトを模したパーツが大剣の柄周辺に配置され、野太い砲身が刀身を覆っている。

 接続部等の凹凸や留め具等、接続アーム等もある程度再現されていた。


 ただしそのサイズは一般歩兵が携行する物とは大きく異なり、人外の領域に存在する“戦闘兵器クロム”でなければ到底扱えないサイズ感となっていた。

 前世界において、これを搭載していたのは戦車や装甲車等、そしてクロムのような強化改造戦闘兵のみである。


 勿論、ロケット弾や超小型戦術核等の発射は不可能ではある。

 またクロムの中のデータベースにおける形状を細部まで再現出来ている訳では無く、あくまで特徴的な外観を捉えながら、多少の色分けで再現度を向上させているに過ぎない。


 知っている者が間近で観察すれば、すぐさま偽物と看破されるだろう。


 ― 粘土細工の様な作業だったな。この再現度であればまだこの先、利用価値は十分にある。後はイメージをどう円滑に、迅速に伝達出来るか...後で試してみるか ―


 クロムは自身の思惑が問題無く進行する事に、久しく感じていなかった満足感とも言える感覚を覚えている。


 ― うふふーん。ふんふーん ―


 魔力連鎖でクロムの心境を察知しているレゾムは上機嫌で調子の狂う鼻歌を垂れ流していた。

 そしてクロムはサルトゥス・バリエへと遅れて帰還を果たす事になる。





 クロムは砦の中の魔力の動きや、様変わりしていた内部構造を再確認し、オランテが居るであろう建造物を目標に据えた。


 現在位置から最も近くにある騎士団専用の通用門まで歩き、そして門前に辿り着いた段階で近衛騎士配下である警備騎士隊に止められるクロム。

 彼らは突如森の中から現れた、全身が黒で覆われたまさしく“黒騎士”の姿を見て、一様に息を飲み、警戒心を露わにする。


「止まれ!何者だ!ここはオルキス近衛騎士団以下、騎士隊専用の通用門である!こちらの指示に従い、正門より入場を命じる!」


 周辺の警備騎士は槍や剣を向け、城塞上からは弓兵がクロムを狙っている。

 尊大かつ威圧を込めた物言いではあるが、クロムはこれが職務であると理解しており特に事を荒立てるつもりは無い。


ランク4層スプラー・メディウム冒険者クロムだ。討伐任務より帰還した。お前達の検閲は一切認めない。ウルスマリテ近衛騎士団長もしくはオランテ伯爵に報告し確認しろ。多少の時間であればお前達の職務を尊重した上で待ってやる」


 クロムの平坦な声は、最初に警告した警備騎士の威圧感を大きく上回るものであり、相対した者は言葉が出ない。

 ここで冒険者プレートを見せれば多少は話が通じるが、現在プレートはフィラの手の中にある。


 騒動の最中、クロムは冒険者プレートの返却を意識していなかった。

 クロムの意識の中において、プレートの重要度と優先順位が如何に低いかを物語る良い例でもある。


 警備騎士の1人が慌てて後方に下がり、確認の為に駆け出していく。

 そこでクロムはもう1つのプレートである盟友の証ミスラプロヴァの存在を思い出し、装甲の隙間から取り出すと、そのまま警備騎士に投げた。


 これで無用な足止めが継続して行われるのであれば、証の存在価値を最低レベルまで落とした上で、実力行使に出る事も厭わないクロム。

 警備騎士はいきなり投げ付けられた証を、警戒心と若干の苛立ちと共に空中で乱雑に掴み取る。


 クロムから意識を離さず、拳の中にある金属のプレートを確認する警備騎士の顔色が青を通り越して白くなった。


「...うっ...おっ...っ!?」


 最早言葉にならない呻き声。

 伯爵と同等の権限、そして対等の友誼を結んだ者に与えられる証。


 初めて見る盟友の証ミスラプロヴァに驚愕すると共に、自身の金属で覆われた手がその証を、無造作に握りしめていたとわかった絶望感が騎士に襲い掛かる。


「身分の証明はそれでは不十分か?」


 クロムがプレート返却の為に黒い手を差し出す。

 自分の主君と同等の存在という事を示す証を、拳で握り締めてしまったという事実に足元をふらつかせる警備騎士。

 その震える手から零れ落ちる盟友の証ミスラプロヴァ


「何をやっている。職務を迅速に全うして貰いたいのだが」


 クロムは顔色が非常に悪い警備騎士に問い掛けながら、落下中の盟友の証をつま先で軽く蹴り上げた。

 金属同士の衝突によって生まれた美しい、そして澄んだ音を立てて跳ね上がる証を空中で難無く掴み取るクロム。


 ― 良い音色だな ―


 感心するクロム。

 盟友の証を握る、落とす、そして蹴られた警備騎士は気を失う寸前で口を魚の様に開閉していた。


「はぁはぁっ!た、た、大変申し訳御座いません!ク、クロム様!どうぞお通り下さい!この失態、クロム様の寛大なお心にてどうかお許しを!」


全身鎧を装備しているとは思えない速度で息を切らせた警備騎士が帰って来る。

 その頬は何者かに殴られたのか、赤く腫れあがっていた。


「特に問題無い。職務ご苦労。通らせて貰うぞ」


 そもそもクロム自身、自分の存在を表立って主張している訳では無く、己を知らない者も多数いる事に関しても理解している。

 クロムは全く気にする様子も無く、そのまま歩き出しかなりの勢いで開かれた通用門を通過していった。






 騎士団専用の通用門から入場した事もあり、その先には民間人の姿は殆ど無く、訓練中の兵士や騎士の威勢の良い掛け声や武具を槌で打つ金属音が響いていた。


 その中で一際人だかりが出来ている場所には、クロムが討伐した空墜亜竜の解体準備が始まっており、ギルドから派遣された数人の解体職人が木の板を片手に、解体順序等を話し合っていた。


 すれ違う騎士や兵士達は漏れなくクロムの姿に目が釘付けになり、彼を知る近衛騎士関係者はその場で立ち止まり、最敬礼をクロムに示す。

 クロムは全く気にも留めないが、それが逆に周囲の視線を集める原因でもあった。


「ク、クロム様!先程は大変申し訳御座いません!以後は徹底して...」


 クロムの姿を確認した近衛騎士の1人が、焦りの表情を浮かべクロムに駆け寄り、最敬礼で迎え、謝罪した。


「俺は気にも留めていない」


 ここまで来ると謝罪のあしらい方も、こなれた上で若干粗雑になって来たクロム。

 それでもクロムの逆鱗に触れていないと言う事実が、駆け寄って来た近衛騎士の心に安寧を届けていた。


 因みに通用門での出来事の報告を受けて、あまりの焦りでその報告に来た警備騎士を殴り飛ばしてしまったのはこの近衛騎士である。

 先日のウェア・ウルフ戦において、最前線でクロムの圧倒的な戦闘を目撃した騎士の1人であった。


 クロムに対する不敬で処罰されるのと比べれば、暴力沙汰で営倉行きなどは天国と同義である。


 騎士隊の中でも最上位に位置する近衛騎士。

 数多くの騎士の中から選抜された強力な戦闘力を誇る近衛騎士が、直立不動で出迎える黒騎士。

 その背にある武器かどうかも判別付かない巨大な物体も含めて、周囲に不安と恐怖を振り撒いていた。


 いつの間にか空墜亜竜とは別に遠巻きで人だかりが出来ている中央通り。

 空墜亜竜を解体しようとしている職人達は、既にその黒騎士がこの怪物を討伐した事を知らされており、打ち合わせを中断し興味本位で姿を確認していた。


 そしてその黒騎士が纏う異質過ぎる雰囲気に、数多くの魔物を見て来た解体職人達はそれ以上の脅威を感じ取る。


 そんな中、周囲の目には見えないクロムの鎧の隙間をレゾムの触手がクロムの聴覚器官の近くまで這い伸びて来た。


 ― ボスぅ?何かレゾムをすごく見て来る奴が居るんだけど...レゾムの変身が失敗してるのかなぁ...? ―


 その細い触手の先端から、諜報に長けた盗賊であっても認識出来ない程の小ささでレゾムがクロムに話しかけた。

 クロムは発声器官を切り替え、レゾムが触れている首筋から振動音声でそれに答えた。


「お前の今の姿はこの世界の人間には到底理解出来ないであろう代物だ。悪目立ちする事は避けられない」


 ― 違うんだよぉ。そうだとしたら何だろな?って思った後、それを担いでいるボスを見るのが普通だと思う...でもねボスを見ないでずっとレゾムを見てる。それにね、レゾムのこの姿を見て驚いていないの ―


 クロムはレゾムの意見を無言で聞きながら、周囲を魔力レーダーで探査し始める。


 ― レゾムの姿を誰も知らないなら、何だろなって顔と目になるよねぇ?でもねでもね、そいつは周りと違ってボスには驚かず、レゾムを見て何か別の事考えてそうなんだよぉ...ボスぅ...言いつけ守らないで喋って邪魔してごめんねぇ ―


「特徴を簡潔に言え。後その人間の方向を魔力で示せ。気付かれない程度の微弱な魔力で構わない」


 ― うんわかったぁ。見た目は細い感じの男で顎の下に切り傷?みたいなものがあるかなぁ...なんか他の人間とはちょっと違う感じがするよぉ ―


 クロムの言葉を受けて、特徴を伝えながらレゾムが柄に当たる部分から希薄な魔力を滲ませる。

 ゴブリンの赤子よりも少ない魔力の揺らぎをクロムは捉え、魔力レーダーの光点と合わせてその位置を割り出した。


 そして幾つかの候補に標的を絞り、魔力レーダー内でそれぞれの魔力の揺らぎをグラフ化し、様子を観察する。

 それと同時に、クロムはその男がいる右真横を意識に入れながら、身体を斜め右側に向けた。


 丁度その方向には解体前の空墜亜竜の姿が見える。

 周囲の人間には、現在注目を集めている亜竜に興味を示していると映るだろう。


 その瞬間、レゾムが伝えて来た男の魔力の揺らぎだけが警戒を表わす様に一度大きく跳ね上がる。

 その規模は周囲の人間では解らない程の小さな揺らぎであったが、クロムの魔力レーダーでは誤魔化しは通用しない。


「標的を視認した。レゾム、奴から目を離すな。様子を見て制圧する」


 ― りょ! ―


 そんなやり取りが目の前の黒騎士の中で行なわれている事に全く気が付かない近衛騎士は、僅かな会話の隙間でも致命的な沈黙と捉えてしまい、焦りの声を上げた。


「ク、クロム様...これより司令部に案内させて頂きます...」


「少し待て」


 即座に、そして端的な命令がクロムから発せられ、近衛騎士の身体が鎧が鳴る程にビクリと動く。

 そこに1人の騎士が追加で現れた。


「クロム様。無事のご帰還、心より安心致しました。この者に代わって閣下の執務室にご案内させて頂きます」


 丁寧な口調で一礼する近衛騎士。

 その顔をクロムは即座に過去映像から抽出した人物像に関連するデータベースと照会し、その騎士の素性を探った。


 ― 回収部隊に居た近衛騎士か。ウルスマリテの指示で陣頭指揮で動いていたようだな。立場的には中隊長クラスか ―


 クロムはこのように予測したが、オルキス近衛騎士団においては中隊長クラスと言うのは、人材育成の為に行っている持ち回りで与えられる補佐役である。


 よって、クロムが戦闘力や立場的に警戒する騎士では無い。

 だが、次の瞬間、クロムの中での状況認識と事態が大きく動く。






 この時やって来た騎士は既にクロムの事を完全に認知しているはずであり、その気配に若干の恐怖は混じってはいるが、対応自体は多少の慣れが見受けられた。

 伯爵と同じ扱いとなるクロムに対する、権力への畏怖と敬意。


 だが、その目線はクロムに向けられたものでは無く、クロムの顔をかすめる様な形でその視線が背にあるレゾムに最初から合わせられていた。

 視線から感じる気配とは関係無く、瞳や虹彩の角度や方向、瞳孔や眼球の微細な動きを精密機器並みに読み取る事が出来るクロムならではの、機械の目による看破。


 ― 予告無しの帰還に驚きや焦りをあまり見せず、俺に対し恐怖心を持ちながらも目線はレゾムに向いている。そして興味本位でも無い ―


 クロムの意識が戦闘を予感させるものへとシフトしていく。

 レゾムの触手が接している箇所を振動させ、声なき声で命令を下した。


 ― レゾム、戦闘準備だ。お前は速やかに俺の右腕に身体の一部を移動させ、俺の指示であの男を拘束しろ ―


 レゾムはクロムの気配に冷酷な物を感じ取り、言葉ではなく即座の行動で答えた。


 ― 万が一レゾムの造形に覚えがあるとすれば、それはアルバ・エクイティ、カルコソーマ神教総本山、大聖堂が所蔵している遺物“白き星樹の一枝アルバ・カドケウス”に起因している可能性が高い ―


 クロムがレゾムをハイパーバズーカに偽装した理由。


 ― 電磁砲“ガルグイユ・シューター”を一度見た者であれば、ハイパーバズーカの形状から遺物を疑うだろう。文献で確認した可能性もあるが、詳細に関して記されている機密文書は近衛騎士程度では閲覧不可能なはず ―


 そしてクロムが芋づる式に導き出す推測。

 カルコソーマ神教で聖星武具グロリアとして祭られている白き星樹の一枝アルバ・カドケウスは、秘匿性が低いとはいえ一般公開されている訳では無い。


 書籍等で描かれる際、その詳細な絵柄で記載される事はまずないだろう。

“白き星樹の一枝”の名の通り、伝承に合わせた形で民間人に理解しやすいように、杖などに改変されている可能性が極めて高い。


 他の遺物の存在も可能性としてあるが、クロムが過去に目を通した極秘文書から得た情報では、国家による隠蔽が高レベルで行なわれているとクロムは踏んでいた。


 ― 遺物に関わる事の出来る第三者が送り込んだ諜報員。予測はしていたがオランテの陣営にも潜り込んでいた訳か ―


 クロムの脳裏に1人の人物が浮かぶ。



 ― 戦闘システム起動 ステルスモード解除 通常戦闘モード コア出力戦況自動追従 ―


 ― 魔素リジェネレータ 稼働率60% レゾムへの供給回路解放 魔力供給開始 ―



「近衛騎士に告げる。抵抗すれば潰す」


 クロムの赤い単眼が仄暗い光を放ち、発せられた静かな声は確実に目の前の近衛騎士達の耳に届いた。

 次の瞬間、1人はクロムの言葉を理解出来ず、思考の空白が生まれた表情を浮かべ、もう1人は表情を一瞬で強張らせた。


「疑わしきは暴力で処すのみ」


 背中から伸びた背腕アルキオナが、疑惑の近衛騎士に襲い掛かる。

 滅多に見れない空墜亜竜の解体ショーの現場が一気に戦場へと切り替わった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る