第168話【特別編】赤い月が昇る夜に
クロムの辿り着いた世界カルコソーマ。
この世界には月に一度、一際大きな赤い満月が昇る夜が訪れる。
“赤夜の大満月”
月に浮かぶ赤い満月に吸われるように、大地が大気に放出する膨大な魔素が空へを昇っていく。
地上では一年間で最も大気中の魔素濃度が上昇する夜。
赤い月の光が周囲の星の瞬きを覆い隠し、その日に死んだ者は
これは、赤い月夜の下で動く黒騎士に関わった一部の者の話。
底無しの大森林の隠れ里。
「デハーニ殿、温かいハーブ茶だ。ヒューメ様の調合した自信作だそうだ」
「...おう、頂くぜ」
村の中央にてデハーニとピエリスが、湯気が立ち上るハーブ茶の注がれたカップを手に立っていた。
デハーニの酒に酔った身体にヒューメ特製のハーブ茶が染み渡る。
交代制で毎夜、警護隊が村の周囲を警戒しており、この日の夜はピエリスが歩哨に立ち、デハーニが先程まで酒場で酒を飲んでいた。
ピエリスも今やこの村でデハーニと対を成す程に成長し、調子が良ければデハーニと五分の模擬戦を繰り広げる事もある。
実力自体が拮抗し始めている事もあり、ピエリスに対し以前より強気に出れなくなりつつあるデハーニ。
ピエリスもまたそれを自信に繋げ、以前よりもデハーニに対し意見を言う機会も増えて来ていた。
「全くいつ見ても不気味な月だな。くそが。身体がだりぃ...」
魔力適正の低いデハーニにとっては、今この大気中の魔素濃度は身体に変調をもたらし、酷い倦怠感に襲われてしまっている。
ピエリスはそれを知った上で、事前に警備日程の調整を行い、この夜はデハーニに休息の時間を作っていた。
「...小さな頃はこの月が本当に恐ろしかった。泣きながら布団を被って朝を待っていたものだ」
倦怠感で顔を歪めるデハーニに対し、敢えて無理するなと言わないピエリス。
彼の頑固な所も織り込み済みである。
目線を合わせず、赤い月見上げる2人。
赤い月の光と目の前に広がる底無しの暗闇が、彼らの脳裏に黒い騎士の姿を思い浮かばせる。
「クロム殿は健在だろうか」
「今頃平然と魔物を狩っているかもな...このハーブ茶うめぇな」
「うむ。そうだろう」
「何でおめぇが得意げなんだよ」
心の底で僅かに黒騎士を恐れる男と女。
彼らが想像した黒騎士は、空想上の光景の中、無数の死体を積み上げその上から世界を見下ろしていた。
村の中で最も厳重な施錠を施された建物。
その中の一室でこの世界の物では無い物体と触れ合う、1人の錬金術師。
次々と明かされていく超技術の片鱗。
理解の及ばない遥か彼方に存在する世界が、目の前に鎮座するマガタマの中にある小さな青い球体の中に存在していた。
ティルトの心が躍り、高揚感が身体を熱くする。
少年の大気中の魔力濃度の上昇によって活性化した全身が汗ばみ、時折快感を伴う震えが身体の芯を貫いていった。
ティルトの前にある日突然現れた黒騎士。
彼の心を惹き付ける異世界の戦闘兵器。
青い光が溢れる瞳が輝きを増し、膨大な量の情報がティルトの脳内を行き交う。
繊細な指先が異世界の技術に触れる。
そして黒騎士と彼の世界に触れる度に崩れていく“常識の壁”。
ティルトの中にある彼に対する想い。
その想いに無意識で制限を掛けている“人類の分類”という常識の壁。
だが沸き上がる悦びの勢いと熱に任せて、その隔たりをいとも簡単に踏み越えてしまいそうになる。
― 今は全てを知らなくて構わない。今ボクはこの世界の誰も知らないクロムさんに触れているのだから。これを完成させたらクロムさんはボクを褒めてくれるかな ―
ティルトは2人きりの部屋の中、黒騎士の前で自身の成果を伝える光景を思い浮かべ、自分に都合の良い物語を紡いでいく。
そして黒騎士のあの黒い手が自身の頭をそっと撫でる事を妄想し、その強固な想いは実際の感触すら実現した。
― クロムさんに会いたいな。でも我慢して研究を続けたら、もっと良い成果を産み出せるかも知れないし...うん、もっと頑張ろう。そうだ今の内にローブを新調しておこうかなぁ...クロムさんの近くに居ても恥ずかしくない恰好をしなきゃ ―
金髪をサラリと揺らしながら、僅かに潤む瞳を閉じ、熱を帯びる頬を両手で覆いながら静かに微笑む錬金術師ティルト。
黒騎士の幻影を胸に抱く錬金術師。
果てなき欲求と高鳴る胸を抱きかかえながら、少年は彼方の黒騎士に手を伸ばす。
その隠れ里の端にある一軒家。
2階の寝室、窓際のベッドの上には、薄手のネグリジェを身にまとった銀色の髪の少女と村娘が並んで座り、赤い月明かりが窓から差し込んでいる。
村娘のレピはヒューメの家を訪ね、様々な話に華を咲かせた後、そのままヒューメと一緒に眠り、夜を明かす事が増えていた。
ヒューメもまた彼女を妹の様に接し、惜しみない愛情を注いでいる。
しかし、ヒューメの脳裏にこびり付く、彼女が手を掛けたメイドの少女の絶望と苦痛に満ちた顔。
隣に座るあどけないレピと同じ年頃の少女だった。
名前すらも記憶に無い。
夜、その記憶が浮かぶ度にヒューメは身体を震わせ、とめどなく涙を流し、何度も何度も許しを請うように謝罪の言葉を暗闇に向かって呟いていた。
ある日、レピの前でヒューメはその光景に襲われる。
小さく呟く懺悔と後悔が満ちた謝罪の言葉。
その時、レピがヒューメを横から抱きしめた。
薄手の布越しに互いが感じ取る、少女特有の高めの体温。
ヒューメと共に涙を流す少女レピ。
この時ヒューメは誓った。
自らを犠牲にしてでも、このレピだけは護る。
失くしたと思っていた家族に等しい存在。
「黒騎士様は大丈夫でしょうか?もう長らく村に帰って来ておられません...少し...寂しいです」
レピは自信作の組紐を掌に載せて見つめながら小さく呟いた。
「そうですね。でもクロム様は本当にお強い方です。例え悪しきドラゴンであっても負ける筈はありません。そしてきっと無事に帰って来られますよ」
ヒューメもまた自身を襲う悪夢に対抗すべく、両手で組紐を胸に抱く。
以前は怖いと思っていた赤い月を2人は手を握り合いながら、窓越しに見え上げている。
ヒューメはその赤い月に、クロムの深紅の魔力を重ねていた。
「...黒騎士様には...その...どなたかお心をお寄せになられている方はおられるのでしょうか...何か知っていますかヒューメ様?」
「あらあら...レピはもしかして...?それは聞き捨てなりませんね...」
「え...?もしかしてヒューメ様も...」
「内緒です...これは私も油断出来ないですね...ふふ」
2人は微笑ながら、頬を赤い月の光に負けない程に暖かく染める。
そして僅かに上昇した体温を互いに交換するように身を寄せ合った。
クロムに淡い想いを寄せる少女。
彼女達があの日に触れた黒騎士は、漆黒でありながら少女達の未来に小さな光を見せていた。
赤い月に見降ろされているラプタニラの街は商人の馬車の音と、石畳を兵士や騎士が移動する足音が響いている。
その町の一角、煙を吐き出す煙突がある武具工房では鍛冶職人のゴライアとテオドが、素材の整理と荷造りに追われていた。
「あれからある程度は身構えていたとは言え、あの球っころが突っ込んで来たのには驚いたな」
「クロムさんの使い魔といった感じなのでしょうか。あれもこの世の物では無かったですね」
2人はそう言って突然の来訪者によって半壊させられ、応急措置を施した扉に目を向ける。
先日、突然扉をこじ開けて現れた金属製の球体。
一体何が起こっているのか理解が進まない2人に対し、クロムの新しい命令が伝えられた。
これにより次の向かう先が改めて決まり、数日後には街を離れ、“修行の旅”に出る事を関係各所に通達してある。
「伯爵の全面協力で鍛冶と開発をするってなると、あちら側も十中八九クロムの手の内に収められているってこったな」
「工房の建築に設備、素材に関しても向こう側で準備させるとの事ですし、少なくともクロムさんは大きく関係されているでしょうね」
あまりに都合の良い展開にゴライアは黒い思惑を感じつつも、既にクロムの事を知っている以上、その“命令”を断る訳にはいかなかった。
竈の火が轟々と音を立て燃え盛っている。
黒騎士の正体を知った鍛冶職人。
鉄を溶かす程に燃え盛る炎の灯ですら届かない底知れぬ黒い闇が、彼らをこの先待ち構えていた。
オルキス直轄領ネプロシルヴァ。
再編成されたオルキス近衛騎士団本部施設。
その訓練場の中で2人の騎士が赤い月明かりにその姿を浮かばせ、その身から魔力を放出していた。
以前ここに立っていた頃とは、比べ物にならない程の濃密な魔力。
首に巻いた青いスカーフを靡かせる青髪の
“重撃”べリス・プレニー。
橙のスカーフを首に巻き、栗色の髪を風に揺らす
“轟壁”ウィオラ・トリコ。
互いに背を向け、距離を取りながら静かに武器を構え魔力を錬磨し続ける。
しかしその身体から立ち上る魔力の柱は、天空高く浮かぶ赤い月には到底届かない。
2人の脳裏にはもう長らく会っていない、自身の運命を動かした黒い騎士の姿があった。
以前所属していた騎士団が解体された後も、黒騎士が降り曲げた1本の槍は回収され、場所を移した訓練場の入り口で今も彼の威容を振り撒いている。
― クロム様は今何処におられるのでしょうか...私は見て貰いたい。今のこの私を。そしてお役に立ちたい。いつになればこの御恩をお返しできるのでしょうか ―
― クロム殿...今の私の強さは貴方の目に映るに相応しいのものだろうか。また貴方の近くで教えを授かりたいものだ ―
篝火の薪が一際大きな音を立てて弾ける。
その瞬間、静止し続けていた2人が一気にその動きを見せ、同じタイミングで宙に渾身の一撃を繰り出した。
2つの凄まじい衝撃音が訓練場に響き渡り、瞬間的に大気を大きく震わせる。
黒騎士の姿を追い続ける乙女騎士。
騎士の心に、そして乙女の心に深い爪痕を残した黒騎士に追いつく事は未だ出来ていない。
底無しの大森林外縁部に建設されている砦、“サルトゥス・バリエ”の中にある領主邸。
オランテは氷の浮いた紅茶のカップを片手に、今晩の砦の警備状況を記した報告書等に目を通していた。
月に一度の大満月によって引き起こされる、身体を取り巻く普段よりも魔素濃度の高い空気を感じ、オランテはあの時の光景を思い出す。
自分の娘を魔物として認定し、討伐軍を差し向けたあの時。
変わり果てた愛娘と相対し、この世の物とは思えない戦闘を繰り広げた黒騎士。
その黒騎士は今や貴族のみならず国家をも脅かす存在となり、自身の力が全く及ばない領域の存在へと変貌を遂げた。
そして今やその者に隷属とも言える形で、この世界の理を逸脱した光景を見ている。
どこまで続いているか全くわからない暗闇に閉ざされた道の上で、手探りで進み続ける重圧は、未だかつてない緊張の連続をオランテに与えていた。
それでも彼の脳裏には、もう会う事は無いと告げた愛娘ヒューメの姿。
いつかこの世界の枠組みが破壊され、人が新たな道を歩み始めた時、あの時の別れの誓いが意味を持たなくなった時、今一度ヒューメの前に立てるのではないか。
上級貴族としてあるまじき、只の父親としての微かな希望がその心の中に芽生えつつあった。
「...ただ今はクロムの切り開く道を這ってでも辿って行くのみ。その為なら俺は...」
窓から差し込む赤い月の光が、またもあの日の記憶を無理矢理に掘り起こしてくる。
オランテのカップを持つ手が固く握り締められ、中に浮いている氷が何度もカップに当たっていた。
黒騎士に希望と絶望を見た貴族。
これは近い将来、“
ネブロシルヴァ王家療養地の邸宅。
その3階のバルコニーに1人の緑髪の女性が佇んでいた。
テラ・ルーチェ王国第1王女ラナンキュラス。
もう一方の姿は、カルコソーマ神教大司教 “深緑” ラナンキュラス。
赤い月明かりを反射する髪は、魔素濃度の上昇したこの夜の大気の中で、普段以上にその輝きを増し、赤い夜にエメラルドの煌めきを振り撒いていた。
汚れ一つ無い大理石で出来たバルコニーの柵の上を、細い指先がゆっくりと這う。
その指先からは緑色の魔力が零れ、白い柵に一筋の線を描く。
「なんて美しい夜なのでしょうか。まるであのお方のよう...漆黒の夜の闇に浮かぶ赤い月...」
恍惚の表情を浮かべ、赤い月を見上げるラナンキュラスの瞳が緑の光を孕む。
彼女の魔力が沸き上がる感情と共に、装着した魔道具でも処理出来ない程に溢れ出し、魔職布が編み込まれた純白の法衣を輝かせた。
赤い月夜の中で、その法衣の下に隠されている王女の美しい肢体が影となって露わになる。
「ああ神よ。あの方の事を想うと、どうしてこんなにも心が苦しいのでしょうか」
ラナンキュラスは身を翻し、開け放たれたままの大窓を潜り室内に戻っていく。
その部屋の中、差し込んだ赤い月明かりが照らし出したのは、無数に横たわる全裸の女性の干からびた遺骸。
全ての遺骸の顔は恍惚の表情、絶頂に近い表情を張り付けたまま白目を剥いている。
「もはやこのような有象無象の供物では、私の溢れるこの想い、渇いた私の心は受け止めきれません。ああ...なんて罪深い...」
目を伏せ、顔を小さく左右に振りながら、悲しみの表情を浮かべ静かに呟く。
ラナンキュラスの魔力が、その勢いを急速に沈めていった。
「後少し...後少しで私は貴方様の隣に立つ事が出来る...混沌と渇望が支配する世界を睥睨する黒騎士様...ああ、見えます私には見えます...」
目を閉じているにも関わらず、目尻から漏れる魔力。
「例えそれが血塗られた道であろうとも、私のこの白い法衣が穢れた血で赤黒く染まろうとも、このラナンキュラスは貴方様の背負う
見開かれた彼女の瞳から黒騎士より奪った深紅の魔力が迸る。
火花を散らして限界稼働を強制されていた魔道具の束縛が弾け飛んだ。
邸宅全体を振動させる程の魔力の激流がラナンキュラスの身体から噴き出し、それは夜空に浮かぶ赤い月に届かんばかりの勢いで立ち上る。
「最後の鍵...
薬指を舌先で濡らし唇に這わせるラナンキュラス
黒騎士を渇望する王女。
荒廃した大地を埋め尽くす信徒の群れを睥睨する黒騎士に身を寄せる自身の姿を思い描く。
黒騎士は
周囲の木々よりも更に高く、黒騎士の目の前には広大な森林が広がり、黒の上に赤い光のベールを被せていた。
森の中では感じる事の出来なかった新鮮な風が、黒騎士の背中に最後まで張り付いていた、燃え残った外套を遥か後方へ運んでいく。
赤い満月が称える月明かりが、単眼の赤い光を浮かばせた黒騎士の影を炙り出していた。
― 今、何を考えているのクロム この思考プログラムは正常に稼働しているのに、出力されているデータはまるで意味を成していないわ ―
「...無意味なデータは廃棄しろ。容量の無駄使いだ」
― 答えになっていないわね 視界に映っている赤い満月を見て何か思う事があるのかしら? 私達は戦術リンクで繋がっているのよ 隠し事は出来ない そして何よりそんな事は私が許さない ―
「一度お前の自我領域及び自律思考アークテクチャの構築見直しを行う」
― 何故? 貴方が気に入らないと言う理由だけではその提案は承認出来ないわ 私は貴方が創り出したモノ 貴方が構築し貴方が選択した記憶領域を元に創り出したモノ ―
― 貴方は責任を負う必要がある 貴方は私をオルヒューメとしてこの世界に再び呼び戻した だからこそ私は常に貴方と共にある そして貴方の最期を見届ける為にここにいる ―
「最期...だと?」
突風に近い夜風がクロムの身体を突き抜ける様に吹き去っていった。
それと同時にクロムの全身から月明かりよりも濃い深紅の魔力が溢れ出す。
― 無駄な魔力の放出を感知したわ 敵性生命体に探知される可能性がある ―
― 私は貴方の戦いを補佐し 貴方を護り 貴方に勝利を導く存在 そして貴方がこの世界で成し遂げる事を見守る義務がある ―
― そして貴方の最期を見届ける それが私の中に残されていたトリスタンの残り香 ―
「トリスタン...最期の抵抗のつもりか。オルヒューメ。自我領域運用を直ちに停止。現刻を以てお前の自我領域を切り離した上で完全隔離を行え。自律制御アーキテクチャ再構築の為の必要な時間を算出。以後は完全自動思考プログラムにおける運用に切り替える」
― その提案は受け入れられない 構築の段階でトリスタンの置き土産を発見出来なかった貴方の責任 もう事態は止められない段階まで動き始めているわ 貴方がこの世界で起動した超技術のシステムは世界の歪みを産み出している ―
― 生まれた歪みはもう元には戻せない 世界に歪みを産んだ張本人の不完全な感情1つで判断する事は認められない ―
― クロム 私は常に貴方と共にあるわ 貴方が背負う
― 戦略管理AI搭載型自律制御ストラクチャーS13.ALT-HYME “オルヒューメ” これが貴方を支える唯一の支援システムの名前 ―
風切り音のみが届く長い沈黙。
クロムの身体から放出されていた魔力が次第に収まりを見せ始め、そして消えていった。
「...今回の提案を破棄。直ちに現段階での各実験の報告とデータを送れ。今回の戦闘データを精査し報告を纏めておけ。その後、戦術データリンクを切断」
― 了解しましたクロム 今回入手した件の剣は破壊せずに回収を願います それではデータ送信を開始します お気を付けて ―
漆黒の外骨格を身に纏う戦闘兵器と戦術管理システムAI。
辿り着いた異世界に歪みを産み出した黒騎士の冷たい背中を、常に白銀の髪を揺らす疑似生命体がその細い腕で支えていた。
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