第3話

えっ、赤子ライフが、終わると思ったの?

残念! まだまだ!赤子ライフを続けてくよ!

楽しみに、しててね。



「……だぅ」

(暇だ)


母さんも、朝から忙しいそうにしていたし

シュガーもシュガーで忙しいそうだった…


なので今は、絶賛ボッチ中だ。

別に、泣いてなんか居ないんだから……『グスン!』


その瞬間

ドアが…開いた。


「ただいま愛しの、シュガーが戻りました。って…坊ちゃまが、泣いてる!?す、すみません!坊ちゃま!寂しかったですよね。よしよし。」


「だぅー!」

(淋しくなんて――)


「坊ちゃま!坊ちゃま!!もう二度と離したりはいたしません。例え仕事があったとしても…」


(いや、シュガー仕事はやれよ!サボるなよ…)


「ゔ…、坊ちゃま、そんな事を言わないでくださいよ。」


「…………」


「……はい、わかりました。」

「だぅ…だぅ!」

(よしよし!)

シュガーをなでなでしてやった。


「はわぁぁぁ〜〜!!坊ちゃまが、私の!頭を撫でてくださっている。幸せ!」


そのまま、シュガーは幸せそうに……眠ってしまった。


(……はぁ、しょうがないなぁ…)



またまたドアが…開いたのだった。

何事かと…思えば…

(なんだ、母さんか!?)



「…はぁ、やっぱりここに、いた!…」

「だぅぅ?」

「ご、ごめんね!うるさくしちゃったかしら!?」


「あぅ~」

(すこしだけ、びっくりしたけど。だいじょうぶだよ)


「そうなのね。でもごめんね。これからは、気おつけるわね。」


「だぅぅ!!」

(お、おう!)



「ゔぅぅ〜〜ん…煩いですよ!」

おっ、シュガーが、起きそうだ!!

って…母さんそんな般若みたいな顔しないでよ。怖いから!!


(シュガー起きるな!今、起きたらヤバいから……ヒィ)








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遠き日の古き約束を 秋里 夏 @ATPS

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