第14話 東大寺大仏殿2

 さて、今回は、東大寺大仏殿の第2回目です。


 前回の第1回では、大仏様として有名な盧遮那仏るしゃなぶつ、そして、その左右にいらっしゃる虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ如意輪観音にょいりんかんのん、さらに、四天王のうちの2体、広目天こうもくてん多聞天たもんてんをご紹介しました。前回のURLはこちらです。

https://kakuyomu.jp/works/16818093081713863519/episodes/16818093081998056595


 でも、東大寺大仏殿は見るものが多くて、とても1回だけではご紹介できませんよね。それで、今日はその続きをご紹介しますね。


 それでは、今日の近況ノートをご覧ください。

 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16818093084204138891


 ①番は大仏殿の内部です。


 まず、中央の白い矢印が、大仏様として有名な盧遮那仏るしゃなぶつです。その左の水色の矢印が虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつです。そして、盧遮那仏るしゃなぶつの右の黄緑の矢印のところにおられるのが如意輪観音にょいりんかんのんです。如意輪観音にょいりんかんのんが小さくて・・なんとも分かりにくいですね。はい、ごめんなさい💦


 で、矢印の色で言うと・・

 白色・・盧遮那仏るしゃなぶつ

 水色・・虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ

 黄緑・・如意輪観音にょいりんかんのん

となります。


 以下、この矢印で各仏様を示していきますね。


 大仏殿の中は、盧遮那仏るしゃなぶつから左回り(時計回り)に巡回するようになっています。では、この巡回路に従って、大仏殿の中をぐるっと回ってみましょう。


 盧遮那仏るしゃなぶつの横にあるのが、②番の大仏蓮弁だいぶつれんべんです。盧遮那仏るしゃなぶつの台座のハスの花弁ですね。これ、大きさが写真では分かりにくいのですが、横幅が2mぐらいありました。実物大ですよ。東大寺のHPによると、『大仏尊像の台座の周りの蓮弁には「蓮華蔵世界」と呼ばれている毛彫図が刻まれている』とあります。


 次に眼に入るのが③番の写真です。これは鴟尾というものです。鴟尾は、『しび』と読みます。難しいですよね💦 


 鴟尾しびとは、屋根の両端に取り付けられる装飾の一種です。形は鳥の尾や魚のようで、火除けのまじないとして使われていました。有名な名古屋城の金鯱きんしゃち、通称『金のしゃちほこ』も鴟尾しびの一種なんです。


 この③番は、実際に大仏殿の屋根に取り付けられている鴟尾しびと同じものだそうです。


 ④番の写真は、仏像の光背こうはいを後ろから見たものです。白色の矢印が盧遮那仏るしゃなぶつで、水色の矢印が虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつですよ。光背こうはいとは、仏の神聖な光を象徴するもので、後光とも言われます。こういう風に、光背こうはいを後ろから見ることって、普段はあまりできませんよね。


 そして、④番の写真の中央下、ちょうど、水色の矢印の虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ光背こうはいの真後ろに、仏像の頭が見えていますね。オレンジの矢印です。


 これ、四天王の一人、増長天ぞうちょうてんの頭部なんです。⑤番の写真です。


 皆さん、前回の東大寺大仏殿のときに、四天王のことをお話ししましたが、覚えていらっしゃいますか? そうです、そうです・・四天王とは東西南北を守る、広目天こうもくてん多聞天たもんてん増長天ぞうちょうてん持国天じこくてんのことでした。


 で、東大寺大仏殿の中には、広目天こうもくてん多聞天たもんてんの全身像はあるのですが・・増長天ぞうちょうてん持国天じこくてんは頭部しかなく、頭部だけが展示されています。


 これは、増長天ぞうちょうてん持国天じこくてんは未完成のままで、全身が造られなかったためだそうです。ネットを見ると・・制作の途中で、お金が無くなったんだ、とかいろいろと書かれていますが・・お金が無くなって、途中でやめるなんて、今も昔も変わりませんね(笑)。


 で、もう一人の持国天じこくてんの頭部が⑧番の写真です。如意輪観音にょいりんかんのん光背こうはいの真後ろに展示されています。


 そして、⑤番の増長天ぞうちょうてんの頭部の横には・・⑥番のとっても急な階段があります。この階段は天井裏へと続いており、天井裏には長さ23.5メートルの巨大な梁(大虹梁だいこうりょう)と鉄製のトラスがあります。このトラスは明治時代にイギリスから輸入されたもので、大仏殿を支える大虹梁を補強しているそうです。


 実はこの急階段は・・ボクは見ていませんが・・以前、NHKのブラタモリで紹介されたそうです。そのとき、司会のタモリさんは高所恐怖症で階段を上がることができなかったので、代わりにカメラさんが上がって天井裏を撮影したようです。もちろん、天井裏は一般公開はされておらず、一般の観光客はこの階段を上がることはできません。でも、これ、上れと言われても・・怖くて、上がれませんよね(笑)。


 で、急階段の後ろに見えているのが、広目天こうもくてんです。

 

 さて、次の⑦番の写真なんですが・・外人の女の子が、柱に空いた穴をくぐり抜けようとして・・お父さんに両手を引っ張ってもらっていますね。。。これ、『柱くぐり』として知られる柱の穴なんです。では、アホバカcopilotに『柱くぐり』を説明してもらいましょう。


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アホバカcopilot

 東大寺大仏殿の「柱くぐり」は、大仏殿の柱に開けられた穴をくぐり抜ける体験です。この穴は大仏様の鼻の穴と同じ大きさで、無病息災や願いが叶うといったご利益があるとされています。

 柱の穴は直径約120cmの柱に縦約37cm、横約30cmの大きさで開けられています。この穴をくぐることで、厄除けや邪気を逃がす効果があるとも言われています。

 大人でも通り抜けることができるように、横向きに体を入れたり、片手を先に入れて引っ張るなどのコツがあります。観光客に人気のアトラクションの一つで、特に子供たちにとっては楽しい体験となっています。

 奈良に行く機会があれば、ぜひ挑戦してみてくださいね!😊

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 ・・ということです。『柱くぐり』は、コロナでしばらく中止になっていましたが・・現在は再開されています。くぐり抜ける際のコツとしては、この女の子のように・・両手を先に穴に入れ、バンザイの形で侵入することが推奨されているそうですよ。大人もくぐり抜けていますので、皆さん、ぜひチャレンジしてね!


 えっ、私は無理だって? 大丈夫! カクヨムの妖艶美女のお姉さまや、かっこいいスリムなお兄様ならば、きっとくぐりぬけることができますよ。


 でも、もし、くぐり抜けられなかったら、どうなるのかって? 柱の穴に挟まったまま、身体が抜けなかったら、どうなるのかって? 


 そうですねぇ・・そのときは、多分ニュースになって・・世界中に配信されると思いますよ(笑)💦 ちなみに、ボク、アホバカ妻にも『柱くぐり』を勧めたのですが・・アホバカ妻はチャレンジしませんでした💦 もちろん、ボクはやってまっしぇん💦 ずるい・・という声が聞こえたところで、次に行きましょう。


 ⑨番は東大寺の模型です。『創建時』、『鎌倉時代の再建時』、そして『江戸時代の再建時』の、3つの模型が展示されています。写真は『創建時』の模型ですね。東大寺の創建時は、仏殿は現在のものよりも大きく、東西には七重塔が配置されていたのだそうです。七重塔って、すごいですね!


 ⑩番は大仏様の盧遮那仏るしゃなぶつ光背こうはいを後ろから見たところです。大きいですねぇ💦


 では、最後に仏様を正面から見ておきましょう。⑪番が如意輪観音にょいりんかんのんと・・仏像を見上げるアホバカ妻です。


 えっ、お前の奥さんは出てこなくていいって・・はい、はい、そうですね。。。こりゃまた、失礼いたしやしたぁ💦 ガチョォォン💦 (古いぃぃ。分かる人は分かりますね・笑)


 さて、今日はここまでです。


 今日もお付き合いをいただいて、ありがとうございましたぁ~💛


     (つづく)

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