小説の書き方(表現の話)
これは、きっと多くの人が困っていると思います。
正直、「頭ひとつ抜けた小説を書くためのシナリオ・センター式 創作術」の話を聞いていた人も物足りないと思ったと思います。
なので、私が実例を踏まえながらやっていきます。
まず、表現の目標の話をしましょう。
これは、読者にそのシーンというのを想像させること。映像として状況を浮かばせること。
これに決まってます。
これが出来れば、書き手と読者がほとんど同じ面白さを理解できると思います。
次に、書く上で何が重要かということです。
まず、どこでだれが何をしているか。というシーンを考えましょう。
それが出来たら、分解するんです。
特に、だれが何をしているかという部分を。
例えば、高校生が主人公の作品で、先輩後輩で歩いていたとします。
このとき、先輩後輩の距離感はどうなっているか。歩幅は一緒なのかバラバラなのか。急いでいるのかいないのか。
そんな感じです。
これを書き起こす。それが、映像として浮かばせるための重要な要素です。
それをより自然にしていく。それだけでいいんです。
さっきの例えを文章にしましょうか。
あまり伝わらない書き方。
部活が終わり、先輩と一緒に下校していた。
よく伝わる書き方
部活動も終わり、疲れた体を頑張って動かしながらも下校をしていた。いつも通り、先輩と一緒に。
その先輩をふと見てみると、僕と同じような運動をしていたはずなのに、汗一つかいていなく、何もなかったかのように僕と一緒に歩みを進めていた。
これだけでだいぶ違うでしょう。ちなみに、これは一人称の場合です。
三人称ならより周りの状況も書いてより映像としては伝わりやすくできるでしょう。
でも、三人称で書くのは難しいのでおすすめしません。あと、余分な情報も加えがちというところがあります。
どうでもいいかもしれませんが、ホラーやミステリーの一部で三人称を使うことは私的にはとてもおすすめします。
そんな感じで、動きの一つ一つ、様子の一つ一つを書き入れる。
それがより良い表現となります。
学生初心者の創作論 学生初心者@NIT所属 @gakuseisyosinsya
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