小説の書き方(設定の話)
どんな作品を書く人だって設定を決めるのは苦戦していると思います。
なので、「頭ひとつ抜けた小説を書くためのシナリオ・センター式 創作術」の話も踏まえながら私の設定の考え方を書いていきます。
まず、私が言いたいことは、設定は作りすぎくらいがいいです。
まあ、本当は必要な設定だけを考えるということが出来たら一番です。
でも、そんなことが出来る人なんていませんよね。
これだけ作っていれば大丈夫。
そう思って書き始めたらここの設定って作って無くない? どうしよう。
そんなことになると思います。
だから、不足より余分のほうがいいんです。
ちなみにシナリオ・センターでは、不足はありがちなことであり、余分(だおれ)は欠かせないと言っています。
とはいえ、余分に作ればいいんだとそのまま鵜吞みにするときっとやらかす人がいます。
なので、少し待ってください。
ここからが重要です。
余分に作るのは主人公に関係するものをメインとしてください。
ここもはシナリオ・センターの話とも繋がっています。
主人公が活きる設定が大切なんです。
物語の根幹は必ず主人公なんです。
主人公の関係ないことを決めて使いますか?
使いませんよね。
そういうことです。
これを料理とかに例えてみましょう。
もしも、これから昼食にチャーハンを作りたかったとします。
でも、材料が無くて買い物に行きました。
そこで、クッキーを作ってみたいから薄力粉を買ったとします。
でも、チャーハン作りには全く使いませんよね。
これと同じなんです。
本筋と関係ないことは使わないんです。
なので、全く考えちゃだめとは言いません。
でも、もっと先にやらないといけないことがあるよね? ということです。
そんなこと言われても、設定の考え方がわからないよという人もいると思います。
これは主にシナリオ・センターの話を使ってやっていきます。
テーマ、モチーフ、天地人が重要であると言っていました。
ちなみに、天地人は天が時代、地が場所及び舞台、人は言葉の通り人物という意味です。
この3つはどれから考えてもいいですが、基本的に全て考えるべきです。
ちなみに、私はここでわざと「基本的に」と付けました。
理由は、なろう系とかの場合はテーマが無くてもいいからですね。
その根拠はここで言っているテーマは訴えたいことだからです。
モチーフはもちろんふわっとしていていいんです。
作品ならではのものだからです。
例えば、ダンジョンで落とし穴に落ちたら10年出れなかったとか。
どうしてそうなったか何て最初は考える必要はありません。こんなことしたいな。こんな展開でやりたいな。ただそれだけでいいんです。
天地人は時代、場所、人物。どれからやってもいいでしょう。
江戸時代でなんかやるとか。
高校での恋愛とか。
最強の主人公を作りたいとか。
そんなのでいいと思います。
とにかく、どれかを決めて、それから煮詰めていくんです。
そうすると悩むこともあるかと思いますが、できていくと思います。
煮詰めるとかが出来ないよって人は、他の作品から少しくらいパクってしまえばいいのです。そうすれば、きっとできるはずです。
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