句読点の全くないクセのある文体だが頻繁に改行があるので不思議と読みやすい。
スピード感があり、疲れているときに脳死状態でテンプレなろう系を読みたいときに良い。
描写は未熟で誤字脱字がかなり多く文法の間違いも多いが、独特な文体のせいかストレスはあまり感じない。
各話の終わりに死までのカウントダウンがされており、ストーリーの進捗に緊張感がある。
内容は関係ないがジャンプ漫画『バクマン。』の作中作『ビジネスボーイ・ケンイチ』(だっけ?)を思い出した。
露骨なハーレム要素はあるが、性描写はなくハーレム相手に不必要に振り回されたりずぶずぶの関係になったりしないためハーレム苦手でも不快感を感じることなく読み進められると思う。
世界観の掘り下げや描写力・文章力を求める向きにはおすすめできないが、「なろう」を求めている人はぜひ読んで欲しい。