応援コメント

そばにきみがいた。」への応援コメント

  • 孤独に耐えかねた主人公がアメーバ状の生物を手懐け、
    いっしょに死んでくれるユリという理解者の幻を作り出したのではないか、
    との疑問が最後まで拭えませんでした。

    ユリは優しいですが、ひょっとしたらその優しさは
    残酷な現実から逃げたい一心の主人公の思い込みにすぎず、
    主人公の言葉の裏に潜む「父の形見を燃やし、過去を断ち切る動機がほしい」「誰かに愛されながら死にたい」などの期待が
    ユリのセリフの方向性を誘導したのかもしれませんね。

    得体の知れない生き物との関係性はそれぐらい素っ気ないほうが好きです。

    作者からの返信

    わー、お読みいただき、感想までありがとうございます~。嬉しいです!
    理解者の幻……そうですね、〈私〉は逃避の中に、幻と出会ったのかもしれません。そうなってくると、長い時間も実際は過ごしていたかどうかも分からず、世界は不確かでぐらぐらと揺れている感じです。