ブラックベリーシンドロームという名の黄昏
たんぜべ なた。
携帯端末依存症候群
久々に聞いたブラックベリーというフレーズ。
そして、シンドロームとくれば…スマホやタブレットの黎明期を知る人間ならピンとくるお話なのです。
結論から言ってしまえば、「ブラックベリーシンドローム」の意味するところは「携帯端末依存症候群」というものでして…いわゆる「スマホ依存症」というやつですね。
シンドロームとは、意訳すれば症候群ということになります。
そしてブラックベリーというのは、携帯端末の事なんです。
そうです、みんな大好きiphoneとかPixelとかOPPOとか…そういう奴らのご先祖にあたります。
初めて登場したのは1996年の事です。
当時の
ああ、新しい単語が出てきましたねぇ…ポケットベル。
ポケットベルなんか知っている人って、50代以上のオジサン・オバハン…ゲフンゲフン…紳士・淑女ばかりだと思います。
携帯電話なんてのは分厚いアタッシュケースサイズのものしか有りませんでしたし、外出先からの連絡手段は公衆電話が主流だった頃のお話でして…。
そんなこんなで連絡の着かない人に電気的な首輪をつけるべく開発されたのがポケベル…ポケットベルでした。
また、ポケベルには「番号」しか入力できませんでした。
そうです、連絡を欲している人の電話番号だけしか通知出来なかったのです。
もっとも、当時のJK様方は、数字をうまく使って意思疎通を図っておりまして、その手の書籍が飛ぶように売れていました。
ひょっとすると、お母さんの机の中からそんな本が登場したりするかも知れませんよ。
閑話休題
ポケベルは受信機能しか有りませんが、ブラックベリーは電子メール…文字を発信できるポケベル…詰まるところ文字が発信できるポケベルという、トンデモナイ代物だったのです。
文字を打つためのキーボードと、入力した文字を確認する画面…これこそが『携帯端末』の元祖たる由縁なのです。
まぁ、wikiペディアを見れば
「あ~、こんなものなのね。」
と言われるような機械ですが、これにドハマリして生活に支障をきたすような連中がゴロゴロいた事を考えれば、時代が変わっても人間の趣向というのは大差ないのかなぁ~と思ってしまいます。
なお文言が示す通り、ブラックベリーシンドロームは日本では広がりませんでした…というよりも、ブラックベリーを使う人間がほとんど居ませんでした。
前述した通り、まだまだ公衆電話全盛の世の中でしたから、通信手段も貧弱で高価で…ということで、日本では全く流行りませんでした!
まあ、人気を博したのは北米大陸のとある地域が主流でして…なものだから「ブラックベリーシンドローム」などという西欧カブレな言葉が使われているのでした。
というわけで、『ブラックベリーシンドローム=携帯端末依存症候群』という講釈をタラタラと述べてみました。
因みにブラックベリーという果実ですが、酸味が強く、当たり外れが激しい甘味でしたねぇ…あと種が多いです!
というわけで、生食よりもジャムや果実酒などの加工品がオススメですね。
ブラックベリーについては、一時期庭で自生していましたが、繁茂しすぎて刈り取るハメになりました。
ほんっと~に、バラ科で野イチゴ系の植物は逞しいですね…毛虫も寄ってきません。
ブラックベリーシンドロームという名の黄昏 たんぜべ なた。 @nabedon2022
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