「夏祭りなんかやっちゃなんねえ。おかしらさまが怒って、血の雨が降る」町がこれまで開催してこなかった夏祭りを企画したことに対して、そう告げて反対した老婆が亡くなった。町はそのまま夏祭りの準備を進める。そして、祭りは始まり……。一話完結のホラー小説です。短くまとまっていてぞくりと怖い良作です。
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とにかく怖いんです。地元に伝わる口伝の戒めと、何も知らない若い役場の職員。お年寄りの東北訛りと、彼らが訴えていたあるモノの存在。無いところに乗せる、あったはずのもの。合わせちゃいけないものが、合わさってこの物語の恐怖感をより一層高めています!さて、その合わせちゃいけないものとは?気になる方は、是非ご一読を。
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