13:まあ、こんな日々も悪くにゃい 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093080437113456/episodes/16818093081162268591


 なんだか切ない雰囲気のヒロインが続きますね……これ、流れ来てますよ?(そうだろうか) 子どもを産めないというのも様々な事情がありますが、語り手である猫には特に関係ないこと、彼女のせっつきに思わず読者も混ざりたくなるのは仕方のないことなのです。

 しかしあれですね、猫というのは往々にして死期を悟るとフッといなくなるもの(と、会社で野良猫に餌付けしていたという父から聞きました)。家族のように大切に思っていても、いつか来る別れが人間のそれより早いんだよな……とかいろいろ考えてしまいますね。


 ちなみに今回登場したカツラは、なんと語り手であるシロちゃんが被せられたウィッグでした。あまり抵抗せずにいてくれるといろいろ着せたくなってしまうんですよね、その気持ちわかります。そして、そんな他愛ない時間のひとつひとつが、案外思い出として残っていたりして……(妙にしんみりした書き方になっていますが、筆者の身に何かあったとかではありません。単純にいろいろ思い起こしているだけなのです)


 などなど、いろいろ語っておりますが、この家族が幸せな記憶と共に過ごせることを祈りたくなりますね。

 余談ですが筆者、最近、本当にここ数年で突然家族ものに弱くなったというか、我が子を(そういう意味で)見送ることになるシーンとかを見るとほぼ泣くような体質になってきております。あのたぶん世界一有名な『ゴール』のシーンとかね……いやぁ、なんというか、昔に比べてやたらと感情移入してしまって大変なんですよね(筆者自身はまだ親になったりしていないのですが)

 某地平線の王国でよく出てくる数々のお母さんソングとかも、昔は普通に歌えていたところを途中から泣いて歌えなくなったりして、泣きながら自分でも(えぇぇぇ?)と困惑したものでした。


※ 突然弱くなったのは家族もので、悲恋とか先延ばしにされていた別れをとうとう受け入れるとかそういう場面には昔からめっぽう弱い子でした


 いやぁ……家族ものって、なんだか胸に来るときがありますよね!というコメントを添えて、『まあ、こんな日々も悪くにゃい』の感想とさせていただきます。

 

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