12:え、みんな序盤ではげとるやん 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093080437113456/episodes/16818093081091060620


 カツラ・トリプル!!!

 いや、ちょっと前作の感想を書き終わってすぐに読んでいるのですが、ちょっとD.C.II ●Sで●之くんが桜の下で消えるシーンの、あのシーンの音姉で心というか涙腺に負ったダメージがそこそこ和らぐくらいの衝撃!


 校長、教頭と比べて「私」のハゲはまぁ……シリアスなんですが、それはそうとあの勢いがたまりませんでしたね! どうしていきなりカツラ脱いだの!? いや、本当に、お大事にというか、治る段階であることを祈らせてください!! 物凄くしんみりするものを観たあとだからギャグ調に感じたけど(というか実際この勢いはギャグ調ですよね)、よく考えるとやっぱりなんだかしんみりするやつ!!!

 いや、本当にこの勢いを最初から最後まで保って走りきれるの、凄いですよね。筆者は話の好み的にどこかでやたらシリアスになってしまいますもの、本当に凄い。


 もう受験の壮行会どころではありません。禿げたおじさん同士がもみくちゃになりながら喧嘩している様を見るか、愛し合うがゆえに禿げた頭の「私」か、もう集会はめちゃくちゃなわけであります。校長も教頭もたぶん汗だくだと思うので、もう……すんごい光景になっているでしょうね。たぶん、この学校の一部界隈で伝説として語り継がれていくことでしょう。

 接近する身体の距離、乱れた着衣、荒い息、露になった秘所あたま、弾ける汗──ほら、なんだか伝説になる気配がしませんか?


 ということで、きっと漫画研究会とか文芸部とかがあったらその年(壮行会の時期によっては翌年の)文化祭で発表される作品のジャンルは決まったようなものだよねというコメントを添えて、『え、みんな序盤ではげとるやん』の感想とさせていただきます。

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