8:とりあえず 感想
お話
https://kakuyomu.jp/works/16818093080437113456/episodes/16818093080894816068
青春の心労……いい言葉です。筆者も中高生の頃はよく頭髪が抜けていたものでした。
アイドルもしている高校生女子。仕事にも青春にも一生懸命な彼女だからこそ、伝説をその身に刻んでしまったのかも知れませんね。果たして健司くんとはその後どうなったのか、そして恐らく会場中に轟くことになったであろう伝説の顛末は……といろいろ気になるところではありますが、筆者が思わず目を吸い寄せられたのは、他の男子とは違って真面目で誠実、相手のことを思いやれる子なはずの健司くんが、周りから囃し立てられながら告白しているというシチュエーションですね。
いや、それ自体はわりとよくあるので、このお話の健司くんの場合も、きっと周りに相談するなりして助けてもらうという形を取ったのかもなというので終わるのですが、このシチュエーション……クラスの衆人環視のもとで告白されるというシチュエーションの味わい深さっていいですよね!!
想像してみてください、クラスで目立たない存在で、だけど趣味で繋がれてひっそりと楽しく充実した時間を過ごしていた主人公とヒロイン(性別不問)。しかし、実はヒロインの容姿わりとよくね?だの、付き合ったことないタイプだし行ってみっか!だの、そういう理由で、明らかにヒロインとは合わないタイプであるクラスの人気者に目を付けられてしまったヒロイン。そしてクラスメイトたちに囲まれながらの告白!
『面白いじゃん付き合っちゃいなよ!』
『せっかく告白してるんだよ?』
『いいやつだから断るとかしないよね』
『○○(人気者)がんばれー!』
完全アウェーな状態で、もはや選択肢などないなかでオーケーせざるを得ないヒロインと、そんなクラスの空気を壊す勇気もなく、助けを求めるような視線を受けてもなお割って入れない主人公! そして……! その後……!! クラスのグループLI●Eで出回った姿は……!!!
というシチュエーションが、きっと皆様の脳裏にもよぎったことでしょう。実際そういう現場を筆者が目撃した事実はありませんが、いやぁ……筆者ね、好きなんですよね。さつきちゃんと健司くんのお話とはこれっぽっちも関係ありませんでしたが、ちょっと思い出しましたよということで、ここはひとつご容赦のほど。
とりあえず、この辺りで『とりあえず』の感想とさせていただきます。
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