Link-強制共有システム-
ia
第1話 自殺か他殺か
能力に気づき始めたのは中学一年生の頃だった。俺の教室に包丁を持った不審者が入ってきて、俺たちを怒鳴りあげた。
「おい、お前ら余計なことしたら撃つから。」
その瞬間、体全体がゾワッとして、震えて仕方がなかった。けど、友達に銃を向けられた時、俺は止めようと心の中で動いた!
「やめろぉぉぉ!」
……!!
低く成熟した声が教室全体に響いた。そう叫んだ頃には、俺の視点は不審者側になっていた。
よく分からない状況に、俺は感情に身を任せた。
ガチャ…。
「お前ら、元気でな!」
銃のセーフティーを解除して銃口をこめかみに突きつけた。もしかしたら死ぬかもしれない。そんな感情が体を追い抜けなかった。
バン…!
俺は頭をぶち抜いた。
気がつくと、元の体に戻っていたが、ぶち抜いた痛みと、殺したドーパミンが同時に襲ってきた。
声が出せるわけもなく、俺は意識を失った。
Link-強制共有システム- ia @kaito6784
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。Link-強制共有システム-の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます